
フラット35の制度が変わります。
制度の変更前には必ず駆け込みが発生します。それは改悪の時に発生するのですが10月からのフラット35の制度変更はどうでしょうか。
変更事項は以下の点になっています。
- 団体信用保険の保険料が金利に含まれる
- 保障内容が変わる。
邪推ですがなぜ変更に至ったのかは機構団信の利用推進にあるのではないでしょうか。フラット35を利用して団信は生命保険を利用していた会社には大打撃でしょうね。
今までは機構団信と生命保険の収入保障保険で算出して安い方を利用すれば良かったのですが、制度変更後からは機構団信を使うことになりそうです。
その理由は団信保険料が金利に上乗せされるのですが仮に団信を使わないからといって上乗せになった金利がなしになるわけではなく機構団信を使わない場合でも0.1%上乗せされるからです。
お客様からすれがこの制度変更には利点、欠点があります。利点は団信が年払いだったのが毎月負担に変わることでしょう。欠点は選べないことですね。
フラット35Sの引き下げ幅が変わる
実はお客様から相談を受けていることはこれではありません。相談を受けているのはフラット35Sの引き下げ幅の変更の方です。
前)年0.30%引き下げ
後)年0.25%引き下げ
ではこの変更が金額にどのくらいの影響があるのか見てみたいと思います。前提条件として3000万円、35年、9割融資1.1%で比較してみます。
現制度 ー0.3%の場合
当初10年 月 81918円
11年目以降 月 84930円
総返済額 35,309,202円
変更後 ー0.25%の場合
当初10年 月 82604円 (+686円)
11年目以降 月 85125円 (+195円)
総返済額 35,450,074円 (+140,875円)
団体信用保険に加え約14万円の違いが大きいのか小さいのか。それをどう考えるかと言う問題になります。では小さくないと考えた時に問題になるのは間に合うのか、どうかですね。
現在数件間にあわせるべく申込の相談をいただいております。