
借入は妻に内緒にできるのか?
開業して11年目を迎えますが本当に様々なお客様がいらっしゃいます。普通にマイホームが欲しい、住宅ローンを教えて欲しいと言う方もいればローンが通らないと悩んで相談にくるお客様もいます。
住宅ローンが通らないと言うので内容をみてみれば普通に通すことができる案件って実は結構あるのです。実際、今もそういったお客様の案件をやっている最中です。
それとは別に審査が通らなかった訳ではないのですが『もしかしたら審査に通らないかもしれない』と言うことで熊本の当オフィスに東京から相談をいただいた方もいました。
なぜ東京のお客様が熊本の私だったのか?それは当然近くに人には相談できないことがあったからに他なりません。その内容とは何か?
『借入がたくさんあるので通らないかもしれない』と言うことです。
よくよく話を聞いてみると奥様の友人が家を建てたのをきっかけに急にマイホームを買いたいと言い始めたそうです。旦那様はいろんなことを言って引き伸ばしていましたがついにそれも限界になったようです。
つまり旦那様はマイホーム購入に全く乗り気ではないのです。マイホームが欲しくない訳ではないのです。それよりも借金の内容を知られたくないのです。
『妻の前でローンが通らなかったらどうなる?』
それは世の夫にとって考えたくもないことです。恐ろしすぎます。でもなんとかしないとそれが現実になってしまいます。と言うことで藁にもすがる思いで連絡したそうです。
そして当然相談内容は妻に借入内容を知られることなく内緒でローンを通せることはできるのか?です。
パンドラの箱が開くことも
実はこう言った相談って結構あります。でも今まで全部なんとかしてきました。ただそのまま申し込むかは別の問題でまずは借入内容を全部確認します。
銀行から借りているのであればいいかもしれませんがこれが消費者金融だったりするとそれこそ金利が高かったりしていますのでそのままにはしておきません。
やはり住宅ローンを払えてナンボです。どんなに訳ありでもお客様がしっかり支払えるようにあるべき姿にしておく必要があります。
もちろん誰でもができることではありませんが当オフィスのお客様の多くは公務員であり上場企業の従業員だからできることもたくさんあることはご承知ください。
こう言った相談の時に1番怖いのは何か?それはパンドラの箱が開くことです。パンドラの箱とは何か?それは突然奥様から離婚の話が出ることがあるのです。
なぜ公務員や上場企業社員が借入が多くなるのか?年収は他の人よりいいのは間違い無いのに、です。話を聞くといろいろな事情があります。
家庭を省みないで飲み歩いていたり。ギャンブルが好きだったり、です。もし借入が多くてローンが通らなかったら間違いなく奥様から詰められます。
『なんでこんなに借金があるの?』
それが白日の元に晒された時はそのままではすまないこともあります。実際にローンを通す前に旦那様が奥様にローンは共有でと言ったところ不審に思われ家を買うどころじゃなくなったこともあります。
旦那様がオフィスに報告にきた時の顔色は今思い返しても同じ男として恐ろしいの何者でもありません。だからそう言った相談の時は慎重に進める必要があるのです。
仮審査申込はオフィスでする
住宅ローンの審査は属性(勤務先や年数、年収など)に問題が無い場合は返済比率オーバーにならないようにすればほぼ大丈夫と言えます。
この場合に返済比率で問題になるのは既存の借入の『月の支払額』がいくらなのかが大事になってきます。これが大きいと審査で減額や否決になることがあるので注意します。
そんな時に取る方法はいくつかありますがとにかく月の支払額を減らす手段をとります。先日はある銀行に申し込みを入れて10年払いにして返済比率をクリアさせました。借入金の金利が低く月の支払額が少なければそれだけ支払いが楽ですからね。
返済比率をクリアさせたらまずはフラット35で申し込みをします。フラット35は審査の結果が読みやすいからです。個人信用情報で再度返済比率を確認すればほぼ大丈夫です。
仮審査の承認が取れてから本命のローンを申し込みにいきます。1つローンが通っていれば奥様が欲しがっていたマイホームの購入ができ旦那様も安心ができるからです。
審査が終わっても油断はできません。本審査やつなぎ融資の手続きの時にも銀行員が余計なことを言わないように最新の注意をしています。本審査が通るまで油断しません。
こうして無事にマイホーム購入となった時にはお客様も私たちもホッと一息です。そんな相談もよくあるのです。もしばれたらどうしよう。これはかなり恐ろしいことです。
そんな可能性が少しでもあるなら家を買わないと言う選択が1番無難なのですがそうもいかない時もたくさんあります。そんな時はご相談ください。できる限りうまくやります!
通話無料 0120−929−943 住宅ローン担当 FP永野 修