
身の丈にあったマイホーム購入すべし
当オフィスに来店するお客様の相談は主に2つに分かれます。1つはハウスメーカーも決まり住宅ローンを選ぶ時です。ネット銀行を使いたいがセールスに色々と言われて信用できなくなった時が多いのが特徴です。
今時スマホで住宅ローン情報を調べれば住宅ローン金利は0.4%台からあるのはすぐにわかるのですがセールスからは0.9%と2倍かそれ以上の金利の住宅ローンを勧められるという時代遅れの光景です。
実はもう1つあります。それはいわゆる『迷子』です。マイホームを購入しようと意気込んで住宅展示場などに行ったのですがセールストークを聞けば聞くほど信用できないことに気が付いたというわけです。
そして挙げ句の果てに出された見積もりがセールスに伝えた予定金額よりはるかにオーバーした物が出てきて嫌気がさしたなんてことがざらにあります。
散々悩んだ末に当オフィスにご連絡をし来店。話を聞いてその見積もりを見てみるとびっくりするほど高い金額だったこともよくあることです。
例えばあるお客様の話。色々ありながらハウスメーカーがおおよそ決まったところで住宅ローンの説明を受けたところまずは仮審査をしようと申込用紙が出てきたそうです。
お客様は『え?もう審査するの?』とさらに不信感を抱きちょっと待ってもらましたがハウスメーカーに不信感を持ちつつも『もういいか』と思い住宅ローンを申し込んで無事に仮審査が通ったそうです。
この後問題が発生しました。それは収入合算で申し込んだ奥様が勤務先を退職することになったのです。退職を決めてから『どうしよう』と悩み始めました。そうです。ローンが通らなくなることに気が付いたのです。
ここで当オフィスに相談にきたというわけです。では収入合算の奥様が急に退職することになったのですがどういうことになったのか。今回はそんな記事です。
やたらと高いマイホーム金額
オフィスでその見積もりを見てみるとすぐに『高い』ことに気がつきました。大手ハウスメーカーは確かに高いのですが地元ハウスメーカーでこんなに高いのかと驚きました。
『何かこだわって話をしたのですか?』
そうきくも『全然こだわりなんてないです』『普通の家でいいと思っています。』『少し高いと思いましたがどうなんですか?』そんな会話になりました。
マイホームが高いのは置いといてまずはこの金額が支払い可能なのかを考えなければなりません。そこでライフプランを作成して購入予算を算定してみました。
すると当然のごとくオーバーです。しかも大オーバーです。その場合はやはり『無理です』と伝えるしかありません。せっかくマイホームを購入して楽しく暮らせないならそれはいい家とは言えないからです。
今の状況で本当にこの家を買うのか?まずはお客様にそのことを決めてもらう必要があります。なぜなら確かに今の住宅ローンは収入合算の対象者である奥様が共有できないとなればローンは通らないです。
ですがただ住宅ローンを通すだけなら方法はあるので間違いなくセールスはその方法を提示してくるからです。その方法とは住宅ローンを旦那様の単独での申し込みでフラット35にすればいいからです。
変動金利とフラット35の何が違うのか?それは審査をするときに使う金利が違うのです。変動金利の場合は年収によって違いますが熊本の場合は3%程度です。フラット35は実際の金利になります。
旦那様の単独の申し込みで返済比率を計算したらフラット35なら審査はきっと通ると思われるのでした。ですが今のフラット35より低い金利で支払いが厳しい状況でフラット35の金利は無理です。
きっとセールスはフラット35一辺倒の話でなんとか購入させようとするはずです。その時はセールスに住宅金額を予算内に下げてもらうようにお願いしようと決めました。
実際セールスは『フラット35なら大丈夫です!』と何度も言ってきたそうです。今の金額では支払いが厳しいと言っているのにあまり聞く耳を持たなかったようでこの瞬間このセールスから購入するのをやめたようです。
振り出しに戻ったマイホームですが予算内でできた
結論から書けば奥様が勤務をやめて収入合算できなくなって住宅ローンが通らない場合でも家を購入する方法は2通りあります。
1つは旦那様の単独の申し込みでフラット35で申し込むことです。もちろん前提条件に返済比率の計算で大丈夫なことです。
もう1つは住宅金額を変えることです。このお客様はかなり高い住宅金額予算だったので下げる余地はかなりあると思ってお客様はセールスと交渉したのですがうんざりしてやめることになりました。
ここでマイホーム購入が振り出しに戻しました。
1、旦那様の単独で購入 2、金利は低く 3、支払い可能な家
でも1番は一生住む家なので気に入るマイホームを購入してもらうということになります。ここでもう一度どんな家がご希望か聞きました。
その上でその希望にあった工務店を紹介したところ何と最初のハウスメーカーより広くで500万円も安くなったのです。そう、お客様は大喜びです。
その家族にとってマイホーム購入は一生に一度の大イベントです。慎重にかつ資金的に間違わないようにしてほしいものです。
マイホーム購入を一緒にやっていい家を購入したいという方はご相談ください。
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人生は人との出会いでしか変われない
永野FPオフィス FP永野 修
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