
熊本の住宅ローン金利の情勢
当オフィスは初めてマイホームを購入する方が騙されたり失敗しないように住宅資金の予算から引き渡しまでをお手伝いするFPオフィスです。開業して14年目になります。
お客様の8割くらいは公務員の方になっておりあとの2割を看護師さんと医師の方となっています。主に大きな買い物で失敗したくないという方になっています。
今(令和4年11月)の住宅ローン金利状況は変動金利は変わらずというかさらに金利が低くなっている銀行もあるくらいですが固定金利は上がっています。
その結果変動金利と固定金利の金利差は開く一方となっておりこの2つを比較した場合月の支払額は1万円から1.5万円になってます。これは老後資金を考えるととても大きな差と言えます。
なぜこんなことになっているのかといえばそれは変動金利と固定金利とでは金利を決める要素が違うからと言えます。ということでお客様も迷っているのが現状です。
金利が変わると考えたら怖い、怖いものは怖いということでそういう方は固定金利の方かいいと言えますが月の支払いが安い方がいいというかたは変動金利を選ばれています。
その中で特に金利が低い、例えば0.3%台のネット銀行でマイホームを購入したいという方はここ熊本でも増えてきているのがわかります。
問題はハウスメーカーのセールスがネット銀行をこなせないことですが最近は随分と利用しているセールスも見受けられます。本当にここ2年くらいで変わったと実感しています。
住宅ローン選びの手順
熊本でもネット銀行の認知度は若い方を中心としてかなり上がってきているのですがいざ実際に利用しようとするとうまくいかないケースが多いのも事実です。
今回質問を受けたのは『SBIで審査しましたがダメでした。もうネット銀行では借りられないってことでしょうか』というものでした。
なぜ住宅ローンの審査が通らないのかといえばさまざまな理由があります。例えば土地の問題です。市街化調整区域で担保評価が低かった場合などです。
他にも個人信用情報の毀損です。支払い履歴の状況がよくなかったり異動情報が入っていたりした場合には断られることが普通となっています。
今回のケースがどれに該当するのかを調べるのが最初ですが個人信用情報に問題がない場合には他のネット銀行でチャレンジすることになります。
しかしその前にマイホームを本気で購入したいのであればまずは確実に住宅ローンの仮審査を通しておく必要があります。例えば肥後銀行や熊本銀行の仮審査が最初になるのです。
これを受験に例えればまずは滑り止めで合格を確保してから上の高校・大学受験にチャレンジすることになります。物事には順序というものがあります。
再チャレンジ
熊本においては肥後銀行や熊本銀行で仮審査で通しておくことには意味があります。それはお客様から見れば確実にマイホームが買えることになります。
不動産屋さんやハウスメーカー・工務店においても『審査の通るお客様=売れるお客様』という認知になりますので安心して接客できます。
熊本銀行や肥後銀行も以前とは違って変動金利は0.475%からあります。がん団信をつけて0.625%などなら特段無理にネット銀行にしなくてもいいくらいです。
それでもネット銀行の住宅ローンがいいのであれば熊本銀行もしくは肥後銀行で仮審査をして通ってから再度ネット銀行で審査をすればいいのです。
その時の注意事項は最初にネット銀行で断られた理由を理解しておくことになります。熊本では郊外は断られる傾向にあります。
もし熊本市内であって市街化調整区域などではないのであればあと2つくらいチャレンジしてみてはいかがでしょうか。それでも通らないというなら地元に銀行でもこの金利なら充分というものです。
最後にマイホーム購入の成否はセールスが占める割合が結構大きいです。もし目の前の担当セールスがちょっとダメかなという人物なら要注意です。気をつけてください。
永野FPオフィスの住宅ローン相談 通話無料 0120−929−943 担当FP 永野 修