
理想の住まいとは
高度成長時代の日本はひたすら核家族化の道を歩んでいました。結婚して子供ができると夫または妻の実家ではなく自ら一国一城の主としてマイホームを購入してきた。FPとしてこうして住宅ローンの相談を受けるのもほとんどがファミリー向けといっていい。
その一方『DINKS』や『お一人様』などと呼ばれる結婚したい人たちも増えている。家族という単位に興味がなかったり、仕事をして稼ぐことができる女性も多くなっています。そう言った人たちが賃貸に住んでいたが家賃がもったいないということで購入しようとすると何が起こるのか。
マンションといえば少し広い間取りが取れる物件はファミリー向けとして作られるため、お金は持っていて気に入った物件があったら購入したいと思っていてもなかなかその方々の心を満たすようなマンションには出会えない。
そんなインテリジェンス層が持つ物件探しの悩みを聞いていてその方々が気にいるようなマンションとはどんなものなのか。そんなことを考えてみたい。
街の中心地で
仕事が終わり少し考え事をしているとすぐそこにマンションの前の風景が見えてきた。そう、私の住まいは東京の中心地、東京駅から歩いて20分以内の中央区にあります。なぜここにしたのか。それは通勤時間に1時間も2時間も電車に揺られるのは時間がもったいないから。
家の前の街並みは写真や映画で見る1920年代のアメリカのようだ。この街並みも気に入った。お洒落な飲食店もちょっとした買い物ができるところもまた病院も近くにある。なんといっても中心地は便利がいい。エレベーターで最上階まで行くと玄関が自宅に帰ってきた喜びを感じさせてくれる。
帰ってきてまずは風呂に入って疲れを癒す。