
あなたは夫の親の面倒を見れますか?
夫もしくは妻の親が所有する土地に家を建てる方から多くの住宅ローン相談が多くなっています。親の土地に建てる場合土地購入のお金の心配をしなくていいのであまり深いことを考えずに『ラッキー』と思い家を建てるとどうなるか知っていますか?
実はメリットはお金のことですが当然見過ごせないデメリットがあることはご存知でしょうか。親の土地に家を建てる場合に注意することがあります。1つは相続の問題、もう1つは介護の問題です。あなたが親の土地に家を建てるつもりならこの2つをどうするか考えていますか?
親がまだ60歳代の時はあまり問題はないのですが70歳代になるとさすがに心細くなるようで自分たちの面倒は誰が見てくれるのか心配になり親からそのことを言われる時があります。
親の方からして見れば土地を贈与したのだから当然面倒は見てくれるよねと思っているかもしれません。奥様からしたら『そんなこと聞いてないよ』かもしれませんが土地をもらってしまってからではもう遅いです。
ということで親の土地に家を建てるならそのことを考えておかなければいけないことはわかってくれたと思います。今回はそんなことを説明したいと思います。
私自身も妻の自宅に住んでいる『マスオさん』状態なので他の人よりは嫁姑問題での奥様の気持ちが理解できたりします。
子は親の面倒を見て当たり前なのか
私はあなたたちに迷惑はかけないから。そんなことを親が言っていたとしてもそれは本心でしょうか。健康で体が動いているうちはいいのですが年々歳とともに衰えていくとその気持ちが変わっていったからと言っても責められないのではないでしょうか。
もし親が介護になった時に例えば兄弟にも世話を手伝ってもらおうとして他の兄弟たちはお願いした場合に素直にいいよと言ってくれるでしょうか。仕事で見ている限り『NO』と言われていることが多いです。なぜだと思いますか?同じ子供なのに。
その時はこう言われているようです。『親に土地をもらったのだから親の世話をするのは当たり前だ』そう言われると何も言えないですよね。そんな覚悟はできていますか。親から土地をもらうということはそういうこともあるということを頭に入れておくことが必要です。
土地の相続対策
親の名義のままの土地に家を建てた場合を考えてみます。親に相続が発生した場合どうでしょうか。兄弟姉妹としっかり話はできていますか。家が建っている土地に権利を主張されたらいい気持ちはしませんよね。
そんな時にしっかり対策を取っている場合となんとかなるよと何もしていない場合ではその結果は全然違う物になることでしょう。
相続時精算課税を使って自分(夫)名義に変更したら解決でしょうか。相続時精算課税を利用した時の遺留分減殺請求に関して調べましたか。そう言ったことを税務署でしっかりと調べてから親の土地に家を建てる必要があります。
お金のメリットは大きいのは間違いありません、ですがその前にデメリットというか懸念材料があるということを知っていただきいい家を建ててほしいと思います。
2世帯住宅も同じなのですが嫁姑問題などもしっかりと考慮の上実行してください。
実際の相談例はこちらになります。
https://myhome-fpft.jp/homeloan/270
他人事だと思っていませんか?しかし意外と身近で起こっているのです。