
ネット銀行での借り換え効果
最近の住宅ローン相談で1番多い質問と何か?それはネット銀行を使った住宅ローンに関することです。これから住宅を購入する方にとってネット銀行の低金利の住宅ローンは大変魅力的なので検討しているということです。
変動金利ではありますが0.4%から0.6%台の超低金利の住宅ローンは0.9%程度の住宅ローンと比較すると相当魅力的な金利と言えます。
では新規でマイホームを購入する場合、0.9%と0.527%では金額にしていくらの違いがあるのか。単純にシミュレーションしてみます。その違いは一目瞭然です。
借入金額3800万円 35年 0.9% 月支払い 105507円 返済総額 4,4312,825円 0.527% 月支払い 99,097円 41,620,545円 差額 6,410円 2,692,280円
仮に0.9%で保証料が不要と言われたとしても200万円程度の差があります。この金額の差だけ見ても見過ごすことのできないほどの差と言えます。
当オフィスでは利用できるお客様に限りですが必ずネット銀行の超低金利の住宅ローンは候補にオススメしています。
ただ住宅ローンを選ぶ場合は金利だけを考慮に入れればいいわけではありません。実際には様々な要素を考慮に入れて選んでいます。
1、審査 2、金利タイプ(固定か変動か) 3、団体信用保険
マイホームを購入する上で月々の金額や返済総額の安さを1番魅力に考えるのか、それともフラット35のように長期固定金利で得られる金利が変わらない安心感をとるのか?それとも充実した団体信用保険を取るのか。
様々な住宅ローンがありますが共通しているのは金利は安いほうがいいに越したことはありません。
住宅ローンの選択で支払いは安い、が優先事項ならマイホームを購入するときに真剣に住宅ローンを考える必要があります。なぜなら購入時にしっかり住宅ローンを選んで置かないと借換では効果が見込めない場合もあるからです。
残念ながら熊本では住宅ローンをハウスメーカーのセールス任せという人があまりにも多く、この超低金利の住宅ローンをあとで知って後悔するという相談が多いのです。
最初はセールスの言うがままに住宅ローンを選んで失敗してしまったがネット銀行などの低金利住宅ローンに借り換えをしたらいくらくらいの効果はあるのか?
多くの方が興味のあるシミュレーションを今回はしてみます
借り換え時は諸費用も考慮に入れる
まず今現在熊本でも使える金利の低い住宅ローンにはどんなものがあるのか。その情報はお手元にスマホがあれば簡単に手に入ります。
それは今に始まったことではなく数年前から簡単に調べることができました。だからよくお客様が『知らなかった』『教えてくれなかった』と言いますが正確には『調べなかった』だけと言えます。
ですが気が付いたのはいいことです。なぜなら選択枠ができるからです。このまま支払っていくのか?それとの借り換えるのかという選択枠です。
ではもう効果があるのであれば借り換えたいと考えたとしよう。次に考えるのは『いくら』の効果があるのかですよね。それをシミュレーションしてみます。
3800万円で2年後に借り換えを考えたとします。その時の残高は以下のようになっています。
24回のところを見ると元本残高が約3613万円であることがわかります。残り33年借り換える計算になります。
今のまま金利が変わらなかったとしてこのまま支払う場合いくら支払うかと言えば以下の計算になります。
105,507円×24回(2年)=2,532,168円 4,431,2825円ー2532168円=41,780,657円
ではこれを楽天銀行で借り換えた場合どうなるでしょうか。
3613万円 33年 諸費用(手数料+登記)約65万円
月支払い 99421円 返済総額39,370,613円
約4178万ー約3937万=241万円
これに諸費用を引くと
241万ー65万=176万
月支払額の差 6086円
いかがでしょうか。
月6000円を高いと思うか、残り33年で総額176万をもったいないと思うのか。ここが判断の分かれ目となるでしょうか。176万なら借り換えてもいいように思いますがあなたはどう思いましたか?
たった176万?それとも176万円も?
月6000円を株式に投資をしたら33年後はいくらになっているのか?そんなことを思ったのは私だけではないはずです。
あとは借り換えるのか?やめるのかをあなたが判断すればいいだけです。
それでも住宅ローンはやはり購入時にしっかりと自分で決めたいところです。最初にしっかり選んでおけば無駄なコストを使わずに済むのですから。お客様も相談が終わったあとみんなそう言っています。
もしこの170万円が大きいと思う方はぜひ借換を考慮してください。自分でできない方はご相談ください。
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人生は人との出会いでしか変われない
永野FPオフィス FP永野 修
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