
熊本の住宅ローン選びに不可欠な知識
当オフィスは熊本市中央区で注文住宅の住宅ローン相談を専門にしているFPオフィスになります。注文住宅の住宅ローンはマンションなどと違いパターンが多く格段に難易度が高いので年間100件以上の住宅ローン相談を受けています。
お客様の7、8割が公務員の方となっており自分で家を建てた実体験も含めて経験で実証された知識で相談を受けていることから人生で1番大きな金額の借り入れとなる住宅ローンで失敗したくないお客様から喜ばれています。
前回は『数字で見る肥後銀行と熊本銀行の違いと選び方』をブログにしたところ多くの方にお読みいただきました。そこで今回は数字から『図解でみる』に変えてお送りしたい。
熊本の住宅ローン選びの基本はたとえネット銀行を使いたい、またはフラット35を使いたいと考えても熊本銀行と肥後銀行の住宅ローンになります。
なぜなら不動産屋さんもハウスメーカー、工務店もこの2つの銀行の仮審査が通ると安心して販売や建築、契約ができるからです。
ではこの2つの銀行のプレミアムローンは同じ金利なのですが何が違うのでしょうか。基本から見ていきます。
熊本銀行と肥後銀行の住宅ローンの違い
まず最初にこの2つの銀行の住宅ローンを比較していきます。ならなら熊本の方はこの2つの銀行の住宅ローンを金利が違うだけで同じ変動金利と思っている節があるからです。
全く違うと言ってもいいこの2つの銀行の住宅ローンの違いを知ることはお客様によって大きな意味があります。意味とは何か?それ安全と利便性です。

この2つの銀行の住宅ローンの最大の違いはフローが違うことから発生するものです。フローの違いとは審査から決済までの順序が違うということです。
肥後銀行は本審査の後にすぐに金銭消費貸借契約となります。それとは違い熊本銀行の住宅ローンは本審査の後につなぎ融資の決済となっていきます。
このフローの違いが以下の違いを生むことになります。
1、住宅ローンの支払い開始時期
2、団体信用保険の適用開始日
3、銀行への訪問回数

簡単にいうと肥後銀行は本審査後にすぐに金銭消費貸借契約が来るので支払いと団信が適用になるのです。これにはメリットデメリットがあります。
肥後銀行のようにローンの支払いが早く来ると賃貸とかなさるというデメリットが出てきます。支払いは金利のみでも通常通りでもいいです。かなさるのが厳しい方は熊本銀行を選ぶことになります。
それに対して団体信用保険が早くに適用になるのは大きなメリットと言えます。なぜなら建築中に死亡ということが起こっても団信の適用となるからです。ただしガン団信は免責3ヶ月です。
肥後銀行はつなぎ融資を使わないので銀行へ行く回数も少なくなります。つなぎ融資の審査と契約がないからです。
プレミアムローンの違いは?
では本題として金利が低いプレミアムローンの違いはなんでしょうか?これは圧倒的に肥後銀行に部があります。
それは適用の年収が低いことです。肥後銀行は公務員もしくは年収700万円で銀行が認めてくれれば利用可能です。しかも連帯債務合算で700万です。
それに対して熊本銀行は単独で年収700万円です。しかも公務員だからといって使えるわけではないです。これは大きな違いと言えます。

もし肥後銀行、熊本銀行の両方ともプレミアムローンが利用できる方なら団信の内容は熊本銀行の方がよく、つなぎ融資を使わない利便性や団信適用時期の安全性は肥後銀行に軍配が上がります。
それにしてもこうして比較すると肥後銀行の方が適用となる方が多いのがわかることでしょう。当オフィスでもプレミアムローンに関してはやはり肥後銀行の方が多くなっています。
いかがでしたでしょうか。不明な点があればご相談ください。
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担当FP 永野 修