
金利上昇は固定金利の話で変動は?
当オフィスは住宅ローン相談をメインにしているFPオフィスです。クレジット会社に17年勤務していたことからどうすればローンが通るかなどの相談業務をしています。
お客様の7、8割が公務員さんであとは医師と看護師の方となっています。FPが専門とするライフプランを作成しての資金計画から引渡しまでお客様が失敗しないように管理しています。
住宅ローンのここ最近の話題といえばやはり金利上昇ですが特に固定金利の上がり方はものすごいものがあります。本日(令和5年2月1日)発表の金利ではフルローンで2.14%とついに2%を突破しました。
それに引き換え変動金利ですが固定金利の上昇を尻目に反対に金利引き下げての争うとなっており激化しています。今回は肥後銀行と熊本銀行のプレミアムの争うをブログにします。
当オフィスのメインのお客様である公務員の方や世帯年収700万円ある方はじっくりと読んでいただきたい。
同じプレミアムでも内容が違う2行
熊本銀行が1月から、肥後銀行が2月からのこのプレミアム住宅ローンですが金利を数は見ていきます。HPやチラシなどから一般団信では0.475%でこれは従来と変更なしです。
変更されたのはガン団信と肥後銀行が全疾病付き、熊本銀行が8大疾病付きで0.675%です。金利を引き下げています。これは結構魅力的です。
まずはガン団信付きから比較していきます。同じ0.575%ですが実は若干内容が違います。
団信の被保険者が悪性新生物と診断されたら住宅ローンの支払いをすることなくそのまま住むことが可能なのは同じですががん一時金に違いがあります。
熊本銀行・・・主債務者100万円 肥後銀行・・・奥様(連帯債務者)の女性特有のがん100万円
簡単にいうとがん保障が夫につくか、妻で女性特有のがんでつくかの違いです。
また入院一時金も違います。熊本銀行は主債務者である夫にも奥様にも10万円の入院一時金が出ますが肥後銀行では主債務者のみです。
ガン団信つきでは熊本銀行の方に軍配が上がります。
利用者が幅広い肥後銀行
ガン団信では熊本銀行の方がいいのですが実際の対象者では圧倒的に肥後銀行に軍配が上がります。同じプレミアムですが対象者がかなり違います。
熊本銀行 年収700万円もしくは連帯債務で900万円 肥後銀行 公務員もしくは連帯債務で700万円
これはかなり違います。連帯債務で700万円なら年収が東京より低い熊本でも結構対象者がいると思われますが900万円では厳しいです。
最も肥後銀行、熊本銀行の住宅ローンの審査でプレミアムの利用が認められることが条件であることは言うまでもありません。信用状況や返済比率も重要となっていきます。
トータルで考えるとプレミアム対決は?
金利のことだけから判断すれば肥後銀行でも熊本銀行でも対象であるならば団信のことから熊本銀行に軍配が上がると考えます。
肥後銀行のみが対象であれば積極的に利用したいところです。肥後銀行の最大の欠点は『ネット銀行への借り換えが困難』なことですがこの金利であれば借り換えしないでしょうから問題ないです。
同じプレミアムローンでも入口(対象者)と団信が少し違うことがわかっていただけたのではないでしょうか。もし対象の方であればご相談ください。
別のネット銀行などと比較しながら決めていきます。
永野FPオフィス 通話無料0120−929−943 住宅ローン相談 担当FP永野 修