
私が10年固定1.6%を勧めた理由
通常はお客様のことを考えてできる限り金利の低い銀行を使うことを優先していますが時にはそうではないことがあります。
そうです。住宅ローンは金利だけでないからです。
その大きは何かといえばやはり審査の問題です。もう少し正確にいえば低い金利を使いたかったけどその銀行では通らなかったのでやむなく金利が他の銀行より高い銀行を使わざるをえなかったのです。
今回はそれはどんな時だったかを説明します。使い分けができないとFPはなかなかできないものなのです。
金利4%の住宅ローンの借り換え
何年か前、銀行は自分の住宅ローン利用者に電話をかけて借り換えを即していました。その時にも金利が安くないことに気がつき相談を多く頂きました。
その一方電話がかかってこない方もいました。それはどんなお客様かといえば支払いなどでいろいろあった方です。こういう方は高い金利のまま変更できなくて困っていたのです。
そういうお客様が何人もいます。例えば太陽光発電をつけたら金額オーバーで承認が下りなかった場合や土地を先に購入して後からじっくり建物を建てると考えたお客様もそうでした。
今回お話をするのは金利が4%とかなり高い状況ですが過去の問題があり借り換えが出来なくてそのままになっていたという案件です。
お客様の世帯年収は980万円と決して低くありません。もう1人いたのですがその方も公務員でした。ですから誰でもがこのケースに当てはまるわけはないことをご承知ください。
自分で何行かの銀行に審査をしたのですが全てお断りされたということでした。
住宅ローンは審査基準も大事
かなりの数の住宅ローンを案内していると銀行というより保証会社によって審査の基準が違うことがわかってきます。だから審査に関しては銀行がというより保証会社によるようです。
まずは信用情報をお客様に取得してもらい自分の個人情報を確認してもらいます。このお客様は自分で取得していました。
これを見ればなぜ断られたのかすぐにわかりました。そしてどこの銀行に持っていくかも決まりました。お客様には金利が少し高い銀行になりますがいうと『今より倍以上安いのでOK』ということでした。
それはそうですよね。今の金利は4%なんですから!
とある支店の支店長をご紹介していただきお客様にその銀行に行ってもらいました。何行も断られているので大変のようですが銀行側も頑張ってくれたようです。
これにより4%が1、6%に変わりました。当然家計は変わってきます。金利も大事ですが住宅ローンは審査がとおって初めて借り換えができるので机上の空論より実を考えるべきです。
住宅ローンは金利×審査×団体信用保険
このようにいつも金利の低い銀行を使っているわけではないことがわかっていただけたでしょうか。審査が通ることで初めて住宅ローンは借りれるのです。
返済比率や信用状況など審査に問題がなさそうであれば変動金利かフラット35かを決めていきそして金利が低い銀行を選んでいきます。なぜかといえば老後資金に効いてくるからです。
あなたにはあなたにあった住宅ローンがあります。まずはハウスメーカーのセールスの話を鵜呑みにするのではなく住宅購入のライフプランを作成して自分にあった住宅ローンを自分で選ぶことが大事です。
もし住宅専用のライフプランが作成できない、もしくは面倒くさいと感じたのであればFPに相談してみてください。当オフィスでも毎日のように住宅用ライフプランを作成しています。
住宅購入を考えていて老後資金や教育資金を考えた住宅資金プランが欲しいと思う方はご連絡ください。
永野FPオフィス 通話無料 0120−929−943 担当 FP永野 修