
マンションの住宅ローンの難易度
ひとえにマイホーム購入と言っても種類は1つではありません。土地を購入してから建物を建てるケース、建売を購入するケース、そしてマンションを購入するケースなどがあります。
今月はマンションの住宅ローン相談が多いのですがはっきり言ってマンションの住宅ローン選びの難易度は非常に低く簡単な部類と言えます。
『変動金利0.95%より10年固定の0.9%の方が安くていいですよ』
こんなことを言われたようで『変動金利0.95%と10年固定0.9%ではどっちがいいのか』と悩んだので相談に来店されたのですがその答えはいたって簡単なものです。
『どっちも金利が高いです。』
お客様から『え?』と意外な顔をされたこちらが驚きなのですがマンションでそんな高い金利を選んではいけません!
もちろん長期固定金利のフラット35を選ぶなら変動金利より高くてもいいです。なぜなら長期固定金利の安心は何にものにも変えがたいという方もいるのです。
しかし変動金利ではダメです。
ではいくらの金利ならいいのでしょうか。それは0.625%以下ではないでしょうか。
当オフィスではよっぽどの理由がない限りマンションでは変動金利ならば0.6%以下の住宅ローンをお勧めしています。
それはそうです。
金利は低いに限るしその影響は全て老後資金でツケを払うからです。では老後でツケを払うという金利0.9%と0.507%ではどのくらいの差が出るのでしょうか。
そんなローン、知らなかった? うそでしょう!
マンションの住宅ローンは住宅ローン選びの中でも1番難易度が低い、つまり簡単です。まずはその理由を説明し他にどんな住宅ローンがあるかを示します。
いかがでしょうか。変動金利0.625%以下でもこれだけの住宅ローンがあります。何も金利が高い住宅ローンを使う必要があるのでしょうか。
ただし住宅ローンは団体信用保険も重要な要素です。例えば自分の家系がガン家系だった場合、ガンになった時に団体信用保険が適用になるのが考えると魅力的に見えます。
確実に支払いが安い低金利か?、ガンになったら住宅ローンの支払いがなくなる団信か?もしかしたら悩みかもしれません。
ですが団信はあくまでも保険です。言い換えればギャンブルです。確実に支払う金額が違う金利と違ってあくまでももしかしたら、です。
そこに期待を寄せる人生はいかがなものでしょうか。
違いが大きいネット銀行の魅力
『そんなローンがあるのですか』とこのネット時代にこう言う言葉を聞くほど不動産屋さんやハウスメーカーまでネット銀行を使わない熊本ですがその理由は何でしょうか。
実は言い方を変えると使わうと言われたら困るのです。何が困るのか。それは彼らはセールスのプロです。確実に販売したいのです。
使い慣れていないネット銀行で販売がどうなるかわからなくなるより、『こっちのローンを使った方がスムーズにいきますよ』というセールストークを使ってでも金利が高いなんてお構いなしで楽な方を使いたいのです。
だから熊本では住宅ローンは自分で選ばないといけないということになるのですが、実際にいくらくらい違いがあるのでしょうか。
いかがでしょうか。保証料なしでも単純に月に5000円以上、トータルで約190万円程度の違いです。大きいですか?それともスムーズに行きますというセールストークに頷けるほど小さな差でしょうか。
住宅ローンもシミュレーションして選ぶ時代
上記のようにシミュレーションするとおおよそですがどこの住宅ローンを使うと自分の家計がどうなるかがわかります。
別に金利が高いローンを使ってもいいのです。ただ言いたいのが金利が低いローンもありその利点欠点を知ってから使うならいいと思うのです。
しかし比較もすることなしに0.95%と0.9%で比較なんてプロの仕事とは思えないのです。
今の時代は知的資産の上に成り立っています。知っていて当たり前、知らなくて損なのです。だからそういうことをしないプロから購入しないと賢いマンション購入にならないのです。
あなたは販売のプロに従って住宅ローンを考えますか?その結果どうなるか理解できたのではないでしょうか。賢く生きたいと思うのですがそういう方を当オフィスは応援しています。
永野FPオフィス 通話無料 0120−929−943 担当 FP永野 修