
FPはマイホーム購入成功への夢先案内人
当オフィスのマイホーム相談はライフプランを作成しての資金計画に始まり引き渡しを確認して終わります。今月も引き渡しが数件あり気が抜けない日々を過ごしています。
FPによっては住宅ローンの銀行選びだけやっている人もいるようですがそれはネットを開けば誰でもできることなのでAI時代の本格的な到来とともに消えていくことでしょう。
なぜなら住宅ローンで大変なのは銀行選びではないからです。ではお客様にとって大変なのが銀行選びでなければ何が大変なのでしょうか。
それは段取りです。
特に等オフィスではネット銀行を使うことが多いので期日管理は何よりも大事になってきます。ですが初めてマイホームを購入する方には何が何だかわからないかと思いますので今回はその段取りについて説明します。
ネット銀行で大変なのは必要書類を揃えること
先ほども書いたようにネット銀行を含め銀行選びは実はそんなに難しくはないのです。なぜなら選ぶ要素が3つだからです。
1、金利 2、審査(保証料) 3、団体信用保険
当オフィスではまずはライフプランを作成したのちにまずは健康状態を確認した上で変動金利かフラット35かを決めます。
例えば変動金利と決めたら銀行を1つ選ぶことにしています。1つは本命、もう1つは滑り止め。本命は金利の低いネット銀行を選ぶことが多く、もう1つはハウスメーカーの提携ローンであることが多いです。
なぜ2つ選ぶのか。それはネット銀行は段取りや期日管理がとても難しいからです。選ぶときにはこんな自分で作った銀行別シミュレーションを見せてお客様と一緒に選ぶます。
これは建売やマンション用ですが実際は土地と建物を別々に購入する方が多いのでつなぎ融資のことも合わせてシミュレーションしています。
こうしていくと提携ローンが0.9%であることからネット銀行を使うことができれば約200万円からの節約になります。同じ家を建てるなら支払いが安い方がいいと思うのは私だけではないはずです。
ですが実はここからが当オフィスの仕事が始まると言っても過言ではないのです。なぜか?
ネット銀行の申し込みを途中で断念するお客様が非常に多いからです。なんと言っても必要書類がわかりずらかったりするのです。
あなたは法務局で不動産謄本や字図、地積測量図をとったことはありますか?普通はないと思います。法務局に行くのはいいけど何が何だかわからないので躊躇してしまい断念。そんな方が多いのです。
そんなことがあったので私FP永野は法務局に行く代わりにオフィスからネットでこれらの書類を揃え、チェックしたりしているのです。
また法務局だけではなくハウスメーカーにお願いする書類もあります。例えば工程図などです。最初にお客様と一緒にハウスメーカーに行って私を紹介していただき私がハウスメーカーの担当に電話してお願いしたりしています。
これらの段取りが出来ないと本審査の結果も出ないわけです。
土地決済のつなぎ融資の段取り
このように必要書類を無事に集め本審査の承認が出ると次につなぎ融資の書類が送られてきます。これもお客様から見れば何をどう書いていいのかわからない書類の1つです。
土地決済の日にちの決定管理、つなぎ融資の期日管理などをコントロールしていきお客様が無事に土地の支払いが終わるようにします。
それと同時に建物の着手金としてつなぎ融資の支払いが滞りなく行くように管理もします。ハウスメーカーに連絡して期日を確認したり、着手金、中間金の割合を確認していきます。
当オフィスでは楽天銀行を多く使うので特に煩雑な必要書類や期日管理には気をつかいます。
本審査承認から13営業日を必要とするので本当に必要書類を揃えるスピードが必要になることが多いですし、お客様やハウスメーカーの営業が少しでも遅かったりすると間に合わないなんてこともありえます。
特にハウスメーカーは自社との提携ローンしか使ったことがない人も多く楽天銀行特有の必要書類に面倒くさそうに感じる人も少なくありません。
ですがプロとしてその態度でいいのか、お客様のために働けと思うのですがどうも自社のというより自分のことだけを考えている人が多いのが現実です。
そこをあえてお願いして初めて期日どおりに書類がそろったりします。
こうして段取りをしていき初めてネット銀行を使ったマイホーム取得ができます。引き渡しの時はこちらも感慨ひとしおです。お客様も同じです。
土地決済の銀行会議室使用と司法書士の依頼
お客様の方で必ずしも第一候補にネット銀行を選ぶわけではありません。
例えば熊本では地震の関係で罹災証明を持っている人が多いのですが(私も半壊)、一部損の場合は0.5%や0.625%(保証料別)になることから店舗のある銀行を選ぶことも多いです。
その場合はネット銀行と比較するとはるかに楽ですがそれでも必要書類を揃えたりチェックしたりしています。本審査が承認になった後、土地決済の段取りとなります。何をしているかといえばこれです。
1、決済日の確認 2、銀行の会議室を借りる 3、司法書士の紹介(必要に応じて)
司法書士の値段もまちまちなのでバカにできないと思っています。住宅の価格の単位が何千万円なので感覚が麻痺していますが4、5万円変われば大きいと思っています。
いつもはここからは司法書士の方が段取りをしてくれますのでお客様も安心して当日を迎えることができているようです。
そういえばよくお客様から簡単に終わったよと言われますがその裏での動きにはこのような動くがあるのです。
つまり当オフィス、私FP永野の仕事は銀行選びが終わり申し込みするときから本番が始まり、本番とはこの段取りということにあります。
めんどくさいことをプロデュースしているのです。だからこそうまく引き渡しまで行った時の充実感はとても大きくやりがいもあるのです。
お客様にとっては一生に1度のマイホーム購入です。なるべく失敗しないように安心・安全を提供できるようにしています。
なぜなら幸せは安全の上に成り立っているからです。安全を確保することがマイホーム購入の成功への最短距離だと考えています。
永野FPオフィス 通話無料 0120−929−943 担当 FP永野 修