
そもそも住宅ローンとはなんだ?
今回のコロナ騒動は世界の様々な生活様式を変えていきました。まず1番最初に被害にあったのは人が集まるところに嫌悪感を持つようになったためにそこで仕事をする人たちです。
例えばクラスターというものが発生したライブハウスを中心としたエンタメ、飲食業、結婚式場や旅行業です。飛行機や電車も乗客は少なくむしろガラガラです。
その一方でテレワークが増えたせいで住宅は売れているようです。やはり賃貸の狭い部屋でテレワークは限界がありますし、出社しないのであれば郊外にマイホームとなっているようです。
マイホーム購入が増えればそれに伴い住宅ローンも増えることから当オフィスのマイホーム相談も忙しくなっています。やはりセールスより、銀行員よりプロにい聞いた方が得なのである意味で当たり前と言えるでしょう。
それだけ熊本の場合は住宅ローンに関するセールスの知識はかなりレベルの低いものになっています。今のお客様はスマホで調べればすぐにわかるのでしっかりしたレベルでの話が必要になってきます。
そんなこともありここで1度住宅ローンの選び方の基本を考えてみたい。住宅ローンとは何か?その基本は『期限の利益』というものにあります。これは簡単にいえば分割払いで支払う権利と考えてください。
もともと販売する側はお金を一括でもらう必要があります。分割でもらうのは勘弁願いたいはずです。しかしローンという仕組みがあるのでお客様は分割で支払いができ、販売側は一括でお金を受け取れるのです。
つまりお客様側から見たら分割でいくら支払うのかを考えるのがローン選びの第一歩になります。
固定金利と変動金利、どちらにするのか
分割払い金をいくらにするのかを考えるのが住宅ローン選びの最初ですが次に出てくるのが変動金利と固定金利という支払っている時に金利が動くのか動かないのかで支払額が変わります。
住宅ローンの理想はもちろん金利は固定でかつ低いものですがそんなものは1つしかありません。災害復興住宅ローンです。固定金利で0.5%程度とまさに住宅ローンの理想ですがこれは通常は使えないです。
となるとどちらかを選ぶしかありません。
1、金利が固定されているローン 2、金利が低く支払額が安いローン
1がフラット35を中心とした固定金利と言われるもの、2が金利が変わる変動金利と言われるものです。この2つのどちらを選ぶのかが最初の選択になります。
もちろんいろいろな考え方があるのでここで全てを書くことはできませんが当オフィスのお客様の多くは支払額を安くしたいと結論付けた方は変動金利を、金利が変わるという不安が怖いという方はフラット35を選んでいます。
ここではまずは変動金利を選んだ、つまり支払額が安い方がいいという方で話をしていきます。支払額は住宅ローン金利によって変わってきます。住宅ローン金利は銀行によって違います。
次の選択は熊本では変動金利の中でもこれまたグループがあるのです。
1、低金利の住宅ローン 2、金利は高いが充実した団体信用保険の住宅ローン
これが次の選択になります。
低金利の住宅ローンを選びたいのに邪魔される
変動金利で1番安い金利は今の所0.38%(令和2年8月現在)です。他にもこの表にあるように0.4%から0.5%台など今の低金利を象徴するようなローン金利となっています。
ところが問題なのはここ熊本ではせっかくこれだけの低金利の住宅ローンがあるにもかかわらずほとんど利用されていないところにあります。言い方を変えれば他の県の人より高い支払いをしているのです。
ではお客様はこのことを知らないのでしょうか?今やスマホを1人1台持っている時代です。スマホで『熊本 住宅ローン金利』と検索すればすぐにわかります。つまりお客様も知らないわけではないのです。
ですが使われないのには理由があります。それはハウスメーカーのセールスに『否定』されるからです。そうなのです、彼らにとってはこの低金利の住宅ローンはめんどくさい存在のようなのです。
できれば住宅ローンは金利がどうであれ自分たちがやりやすい銀行を使って欲しいようなのです。おかしいと思いませんか?でもこれが熊本の実情でその結果多くの方が選ぶこともできないという状況です。
金利の違いは月の支払額にも大きな影響を及ぼしますが当然支払いトータル額にも大きな影響が及びます。金利の違いはトータル支払額で200万円くらいになることもあります。
この200万円が大きいかどうかでネット銀行と言われる住宅ローンを使うかどうかの選択になります。当オフィスが支払額を安くしたい、つまり金利の低い銀行を使ってマイホームを建てたいという方の相談が多いのはこれが理由です。
めんどくさいことは任せるに限る
金利がひくネット銀行を使いたい、でも相談料など支払うのももったいないという方もきっといることでしょう。その場合は全て自分でやることになります。
なぜなら多くのハウスメーカーのセールスはネット銀行を使ったことがなくわからないからです。もっともわからないからこそお客様にめんどくさいやら手数料が高いなどと言って否定するのです。
ここで問題は住宅を初めて購入する素人の自分たちでできるのか、です。頑張ればできると思います。でもその反面デメリットもあります。
それは限られた時間がもったいないことです。失敗の可能性が高いというのもありますがそこにかけた時間をマイホームの間取りやデザインなどを考えた方がよっぽどいい家になります。
いい家になり、住宅ローンコストも安くなるのに自分でやるのでしょうか?これはあまりいい選択には思えないのですがいかがでしょうか。
もっと言えばこんなめんどくさい住宅ローンなんかプロに任せて自分たちは家に専念した方がきっといい結果になります。多くのお客様達は皆そう言っています。
それでもここに書いたことを考えれば住宅ローン選びをできるのは事実です。せっかくのマイホーム購入ですうまくいくことを祈っています。
マイホーム相談・住宅ローン相談 通話無料 0120−929−943 担当FP 永野 修