
がん団信つき0.625%
住宅ローン競争は激化する一方で各銀行も様々な商品開発をしています。変動金利ではありますがAUじぶん銀行の0.31%など超がつくほどの低金利もあります。
また競争は金利だけではなく団体信用保険にまで及んでおりその中心にあるのが『がん団信』です。日本人の2人位1人はがん時代においては安心度合いが大きいですね。
さて今回お客様に利用したのが肥後銀行のプレミアムプランと呼ばれる住宅ローンです。何がプレミアムなのが説明します。
0.625%でがん団信つきは非常にいいローンと言えます。その前に肥後銀行の住宅ローンはどんなものなのかは知っておく必要があります。
特に熊本銀行の住宅ローンと比較しておいて星です。詳細はこちらを参考にしてください。
金利はチラシの表面を見ての通り定率型0.625%と定額型の0.75%の2種類あります。簡単に言えばローン金額に2.2%かかるか、55000円かというものです。どちらがいいのかはお客様の状況とシミュレーション次第と言えます。
ただし利用するにはプレミアムな条件があるということです。例えば年収が700万円以上の人が対象になります。熊本の平均年収が400万円程度と考えるとプレミアムなのかもしれません。
それでは次に簡単なシミュレーションをしてみます。
どっちがお得?0.625% or 0.75%
住宅ローン金額3800万円35年払いでシミュレーションしてみるとどちらがいいのか見当がつきやすくなります。月の支払額は2143円の差で金利の差が0.125%あるけどそこまで大きくない印象です。
トータルでの差は約90万円となっています。これに定率と定額とを加味してさらに計算してみます。3800万円の2.2%は83。6万円です。それに対して定額は55000円。その差は78万円となります。
金利差90万円から78万円を引きと12万円0.625% の方がお得となりますが差がない、どちらでもいいと言っても過言ではありません。では使い分けをどうすればいいか
年収700万円の方向けの住宅ローンということを考えれば途中で全額繰上げ返済を考える方も多いと思われます。その場合のシミュレーションをしてみます。
前提条件を13年後に一部繰上げ返済をすることにします13年で一部繰り上げした場合13年間の支払額は定額型では1605万円となります。定率型では約1571万円です。
13年後の残高は定率型が2493万円、定額型が2512万円です。13年間の支払額+手数料+残高を比較すると定額型の方が安くなります。
定率型は4147万円、定額型が4088万円となり定額型の方が得となります。つまり定率型か定額型かを考えるときは全額返済の意思があるかどうかということにあります。
いかがでしたか。もし年収が700万円以上の方はがん団信つき0.625% は決して悪くない選択にあります。もし自分の場合どうかなど他の住宅ローンとの比較もした方はご相談ください。
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