ハウスメーカーが決まらない
土地の支払いはつなぎ融資を使うことが多いのですが建物が決まらないと本審査が出来ない。土地の決済期日が迫っているときは時はどうすればいいのか。まずは土地のみ住宅ローンで支払ってしまい建物はじっくりとがいいと思いませんか?焦って建物を決めて将来に後悔しないようにしたいものですね。
土地の決済が迫っている
土地はすんなり決まったのですが建物の決定に難航するときがあります。セールスと相性が悪いケースや間取りで折り合えないケースなどがありました。
どうしましょう。もうあのハウスメーカー、辞めたいのですが
しかし土地をハウスメーカーから紹介を受けているので『義理』というものもあります。時間いっぱいまで話し合ってもらいましたがやはり折り合うことができませんでした。
建物を決めるまでまだ時間がかかりそうです。
こういう場合は土地の決済だけ先に済ましてしまいましょう。土地+建物の総額をもとに土地だけ本審査をすることでなんとか土地の決済を間に合わせました。
これをしておけば建物はゆっくり決めることができると銀行から話がありました。
つなぎ融資は使えないのか
つなぎ融資とは本審査の後に金銭消費貸借契約前に住宅ローンとは別の融資で土地、着工金、中間金などの融資を受けて支払うものです。
土地を自分の名義にしないと建物は建てられないのでまずはつなぎ融資で所有権移転をします。そして工務店さんも資材の仕入れがありますのでその資金提供として着手金・中間金の支払いで使います。
このように通常は土地決済からつなぎ融資を使うのですが建物の契約が終わってない以上、土地+建物では本審査ができません。つなぎ融資の詳細は別のブログを確認してみてください
それでは土地の決済日に間に合いませんのでつなぎ融資は使わずに住宅ローンで土地決済をしてしまいます。
土地のみ決済のメリットとデメリット
土地の決済日が近づいてきたにも関わらず建物がなかなか決まらないために先に土地だけ融資をして決済したのですが建物はいつまでに決めればいいのでしょうか。
その答えはできればですが土地取得から2年以内がいいと考えます。その理由は住宅ローン控除です。住宅ローン控除は建物が条件なので土地のみ取得しても使えません。
土地を取得してから2年以内に建物を建築していることで住宅ローン控除が土地+建物で利用できます。この2年以内ということを考えれば建物は土地取得から1年程度で決めることが望ましい。
やはり住宅ローン控除が使えるのと使えないのでは家計に与える影響は全く違います。この2年にきをつけるべきかと思っています。
実際にやってみた経験でのメリットは以下の通りです。
1、建物をじっくり決められる
2、団信が適用になる
なんといっても建物を慌てて決める必要がないのでじっくりと納得がいくまで考えることができることです。マイホームは安くないですからね。
そして建築中に申込者が死亡した場合でも土地には団信が付いているので建物代金を生命保険などで支払えばいいということになります。
デメリットはなんといっても今住んでいる賃貸と土地の2重ローンになることです。これができる家計であるかは重要なことになります。
いかがでしたでしょうか。もしどうしても建物が決まらない場合は土地だけ決済をして建物はじっくり決めるのも悪くないですよ。
ただし銀行との打ち合わせを忘れないようにしてください
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