投資という概念の理解
今月もマイホーム購入のお手伝いをした物件の引渡しの準備で忙しいです。半年前に相談にいらして住宅ローンはどこの銀行にするかと悩んでいましたがネット銀行の低金利を選択しました。
もともと相談のきっかけはハウスメーカーのセールスにネット銀行を使いたいと言ったら『できない』『やめた方がいい』『手数料が高い』など否定的なことを言われて信用できなくなったことでした。
そもそもの問題として自分の支払う住宅ローンをハウスメーカーのセールスに聞いたことが大間違いであり、熊本では地元地銀を案内された終わりだからです。
実際にネット銀行の低金利ローンを使ってマイホームを建てた感想を聞いてみました。するとこんなことを言っていました。
『住宅ローン選びは自分ではできない』
『ネット銀行は特に自分では無理だった』
『セールスは住宅ローンに詳しくなかった』
そして今だから思うのでしょうが
『みんな自分でやっているのが信じられない』
そんな感じでした。
お客様にとって相談料の54000円はどうだったかと聞いたところ『安かった』という印象のようです。反対に聞かれました。『こんなに安い金額で本当に大丈夫だったのですか?』
無料相談をありがたがる人は一生損をする
そういう人がいる一方で無料相談の依頼が電話で入ってきます。電話口で『相談は全て有料です』というと『ちょっと考えてまた電話します』と言って電話が切られます。
そう言って電話を切った人でもう1度電話をかけてきた人はいません。たった54000円の相談料を惜しんでいるからです。まあ、それならそれなりの相談レベルにはなりますが銀行に行ったほうがいいです。
このように5万円支払って200万円以上得する人がいる一方で5万円を惜しんで数百万円損する人がいるのです。
賢い人はすぐに理解できることですが物事を論理的に考えることができない人にはFPに相談料を払ってでも住宅ローンをしっかり選んだ方がいいということがわからないようです。
考えてみれば当たり前のことですが宝くじでさえ『買わない』と『当選』しません。つまり先にお金を出すからリターンがあるのです。競馬だって、株式投資だって全て同じです。
そう、賢い人は全て投資額に対していくら回収できるかを考えており、考えれば簡単にリターンが大きいことがわかるので有料にも関わらずFPに相談するのです。
私の住宅ローン相談はこのように当たり前の投資概念が理解できる人で成り立っています。こんなことすらわかってない人は銀行で無料相談を受けた方がいいです。
無料相談で金利0.9%にするのか?
それともネット銀行の0.527%にするのか?
こんな簡単なこともわからないのか、と不思議な感じです。