ローンを通して欲しい事情がある
当オフィスの住宅ローン相談の特徴は『審査』と『手続き』にあります。17年にわたってクレジット会社で勤務をしていたので毎日審査をしてきたからこそできることです。
審査が通ることを前提にした銀行選びから必要書類やつなぎ融資などの案内、そして団体信用保険から生命保険までワンストップでご説明しています。
今回の相談は『開口一番、絶対にローンを通して欲しいのですが』でした。そうなのです。お客様には住宅ローンをなんとしてでも通さなければならない事情があったのです。
それは何か?
簡単に言えば借入がかなり多いというので確認するとなんで公務員でそんなにキャッシングが多いの?というくらい多かったです。お付き合いでかさんでしまったとのことです。
現在40歳で公務員をしているAさんは痩せ型で背が高くいつも笑顔といった感じです。誘われたらすぐに『いきます』というので借り入れが多くなったとのことです。
もともと妻は家を買いたいなんて微塵も言ってなかったのに学生時代からの友人が購入してから急に欲しいと言い出したようです。
『マズいな』と思いつつもなんとかはぐらかしていたのですがついにはっきり買いたいと言われたらしい。住宅展示場に行きたい。そろそろ家が欲しい、と。
審査が通らなかったらどうしよう?そう思ったら怖くて怖くてネットで検索したら当オフィスのブログに行き当たり相談したとのことです。
もちろん借入に関しては内緒にしているので承知して欲しいと言われました。それはそうでしょう。ということでいかにして借入を圧縮するかからスタートしました。
審査が通らないと家が買えない
住宅ローンの審査の基本的な項目は3つに分類されます。1つ目は土地です。どんな土地なのかによってどこの銀行が通るかが変わります。今回は市街地なので問題なさそうです。
2つ目は個人信用情報の問題です。今回の本題になります。年収は公務員だけあって問題はないのですがなにぶん借り入れが多いのでここが問題です。
しかし借り入れが多いと言っても総額はあまり問題ではなく返済比率での計算による『月いくら』の支払いがあるのかのほうが問題になります。借りている会社が多ければ多いほど多額になります。
3つ目は健康状態です。過去の病歴から現在の健康状態のことです。ここも全く問題がなかったのでいかにして今の借入の月いくらを減らすかで勝負が決まります。
というか実はCICを見せてもらった時点でもうこの方の審査の通し方がわかっていたので月の支払額を大幅に圧縮して返済比率が入るようにしました。
住宅展示場では仮審査したくない
お客様は審査はしたいのですが住宅展示場で仮審査はしたくないのです。なぜなら審査が通らなかったり減額と言われた時に『なぜ?』と疑われたくなかった。
ということで展示場に行く前のハウスメーカーを紹介して先に見積もりを出していただきました。そして借入の月の支払額を圧縮してから満をじして仮審査しました。
もちろん準備万端なので仮審査は承認でした。というか承認になる銀行を選んでいるので当たり前と言えばそれまでです。
仮審査承認がすぐに出たのでその後奥さまと一緒に住宅展示場に行ってきたようです。もう仮審査が通っているので安心して行けたそうです。
つまり今回の依頼は住宅ローンを通すことによって家が買えるというのもありますがそれ以上に自分の立場を守りたいという相談でした
無事に家が買えたことによってそのポジションを疑われることなく守れ、妻の想いも叶えることができたというわけです。
ちなみにマイホーム購入を2転3転して最終的には建売を購入しました。引き渡しが終わったらなぜか連絡が途絶えました。まあミッションが終わったということでしょうね。
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