せっかくついの住みかを手に入れたのに
最近住宅ローンの支払いに困っている人が増えているという報道がありました。日本金融支援機構では4月の住宅ローンの支払いの相談が1200件と増えているとのことです。
今回のコロナウイルスの影響は熊本地震の比ではなく私たちを苦しめることでしょう。あの時は熊本だけだったので全国より援助がありました。
しかし今回は日本中、いや世界中の人が苦しんでいます。アメリカの雇用統計では失業率14.7%で2050万人が失業したようです。これはものすごい人数です。
そんな世界情勢の中でマイホームの購入を考えている人たちはよく考える必要があります。なぜ住宅金融支援機構に多くの人が住宅ローン支払いの相談をしているのか?
その理由はコロナ騒動の責任とばかり言えないところがあります。例えばマイホーム購入の時にライフプランはプロに依頼して作成したのでしょうか?多くは作成すらしていないのではないか
また住宅の値段はどうだったのだろうか?プロのFPに依頼してライフプランすら作成してないのであれば適正な金額のマイホームを購入でなくかなり分不相応な購入だったかもしれません。
また住宅ローンの金利はどうだったでしょうか?熊本でよくあるセールスに言われるがままに手続きして金利が高いなんてことはないのでしょうか?
つまりマイホーム購入はお客様の将来の人生を大きく左右する買い物なのです。それを言われるがままするということがどのくらいでかいリスクなのかがよくわかることです。
ではこのあとマイホームの購入を考えている人はどうすればいいのでしょうか?
ライフプランは最低5種類は作るべき
当オフィスでもマイホーム相談の最初の作業はライフプラン作成です。これを抜きに家を買うなんてリスクを背負うわけにはいかないです。
おかく様の人生、特に仕事を辞めたあとの老後生活を豊かにするにはマイホーム購入をいくらまでにするかはとても重要なことです。
予算が決まればその予算内で自分たちが住みたい家をたててくれるハウスメーカーや工務店を探していきます。ここは結構時間をとるところです。
この作業もなしに訳も分からず大手ハウスメーカーに飛び込んでいるファイターがあまりにも多すぎます。これがまず豊かな老後を阻害する第一原因です。
予算の作成と工務店選択はしっかりとしたみきわけが必要になります。ここは特に時間をかけて欲しいところです。
住宅ローンはセールスにまかせてはいけない
ハウスメーカーのセールスが住宅ローンのプロと思ってませんか?それは大きな間違いです。その証拠にこういってみてください
『ネット銀行を使いたいのですが』
その時に多くのセールスが否定的なことを言います。その理由は幾つかあります。会社から提携銀行の住宅ローンを勧めろと言われていたり、やり方を知らないのでめんどくさくからだったりです。
もしあなたが低金利の住宅ローンを望んでいるのであれば、この住宅ローンの選び方1つで200万円くらいの差が出ることだってあるのです。
それをセールスの都合で断られるのが実情です。おかしいと思いませんか?だから住宅ローンは自分でやるに限るのです。
また住宅ローンの団体信用生命を利用して生命保険の見直しも必要不可欠な作業です。これはセールスは自分の営業成績とは全く関係がないので他人事です。そう、関心がないので自分でやるしかありません。
住宅ローンの選択によって変わるものとは何か?
それは教育資金であり老後資金です。その200万円を貯蓄したり運用できれば老後資金は随分と変わるものだからです。つまり住宅ローンの選択は豊かな老後生活をする上で欠かせない過程と言えます。
住宅ローンを選んだ先にあるもの
豊かな老後を過ごす上でマイホーム購入や住宅ローン選択は幸福と不幸の入り口というのは理解できたと思います。ではその2つの選択で無駄に使わなかった資金をどうすればいいのか?
それはもう運用するしかありません。なぜなら日本の金利はもうないに等しいからです。貯蓄の利点とは何か?それは家計の守備をもしもの安心感です。これは大切と言えます。
ですが欠点もあります。それは日本ではお金が増えないことです。金利が0.001%の日本では過度の貯蓄は死に金とも言えます。
これからの日本で豊かな老後を過ごすには運用は避けては通れないと考えています。金利に負けないくらいの貯蓄があれば話を変わりますがそれはなかなか難しいものです。
ライフプラン作成は豊かな老後の元となる
こう考えていくと終の住みかというべきマイホーム購入をするのであればやはりルール通りにするべきです。その最初がライフプラン作成です。
その後ハウスメーカーや住宅ローン選びをしていくのですが最初に『誰に』ライフプランを作成してもらうかで結果は全く違います。
そしれハウスメーカーもローンもそうですが『誰に』で人生が決まっていきます。その選択をしっかりすれば豊かな老後生活、資金に困ることのない暮らしの実現に近づけます。
さてあなたはどうしますか?
老後資金なんてどうでもいいですか?それともおしゃれな家も手に入れて尚且つ豊かな老後を夢見たいですか?もし本気で人生を考えるならご相談ください。
マイホーム相談 通話無料 0120−929ー943 担当FP 永野 修