増える固定金利への借換え
金利を上げ続けるアメリカ、金利が上がらない日本。その影響もあって進む円安。そんなニュースがテレビやネットで多く報道されています・
そして報道は住宅ローン金利にまで向けられており、ネットでは変動金利に対して金利上昇懸念が語られている。その一方日本銀行は金利を上げる意思を持っていない。
これだけニュースで報じられれば変動金利から固定金利へ変更したいと思う方がいてもおかしくはないと感じています。その結果は固定金利への借換の相談増です。
では実際に変動金利から固定金利のフラット35へ借り換える場合必要な書類は何でしょうか。
借り換え仮審査に必要な書類とは
住宅ローンの借り換えといえどもまずは仮審査から始まります。準備としては現在の残高を確認、ローン手数料と登記手数料を加えて借り換え効果を確認します。
ただし変動金利から固定金利への変更の場合は通常金利が上がることから実際にはどのくらい月の支払いが上がるのかを確認します。その上で借り換えのルールを把握しておきます。
1、借り換え候補へ仮審査・本審査 2、承認が出たら現在の銀行に金利変更の依頼 3、借り換えと現在の銀行への金利変更での比較 4、決定 5、契約
借り換え先での仮審査での必要書類はそんなに多くはないです。免許証と保険証のコピー、源泉徴収票と現在の住宅ローンの返済予定表です。自動車ローンなどその他の借り入れがある方はその返済表も用意します。
借り換えでのローン金額にも注意してください。一般的にはローンに入れられるものは入れてしまう傾向にあります。もし入れるのであれば残高+ローン手数料+登記費用になります。
・免許証+保険証のコピー ・源泉徴収票 ・住宅ローンの返済予定表 ・その他の借り入れがある人はその返済表 ・登記費用の見積もり
もう1つ借り換えでのローン支払い回数は1年単位となります。例えば35年払いで現在115回目を経過しているとすると残りは420回ー115回で305回と25年と5ヶ月になりますが借り換えでは25年払いとなり5回短くなります。
本審査での必要書類
仮審査が承認となれが次は本審査になります。本審査では仮審査での個人信用情報や返済比率の審査に加えて住宅の契約書なども審査に加わります。
1、住宅ローン支払いの1年分の通帳のコピー 2、住宅取得時に売買契約書・請負契約書 3、土地、建物の不動産謄本 4、公図 5、登記の見積書
契約書類に関しては基本全部コピーしてください。結構ハウスメーカーによってはページ数がある場合がありますのでめんどくではありますが欠かせず用意してください。
ごく稀に建物の請負契約書が見当たらないという相談を受けますがその時は建てたハウスメーメーカーに尋ねてみてください。これらの書類がないと借り換えできません。
それでもどうしても書類が揃わない、でも固定金利にしたいということであれば現在の銀行での金利変更になります。金利交渉はしっかりとしておきたいところです。
本審査の承認後に比較する
本審査承認後に現在の銀行に金利変更の依頼をします。もちろん先にしても大丈夫です。現在の銀行での金利変更の利点はなんと言っても費用が少なく済むことです。
ローン手数料と登記費用が不要になるのでそのコストが借り換えと比較して有利になります。またもし50歳をすぎていた場合にはがん団信にも注意したいところです。
がん団信や3大疾病の団信はその多くが51歳未満となっています。今の銀行での金利変更なら団信もそのままになります。これは非常に助かりますね。詳細は必ず銀行に確認してください。
現在の銀行への金利変更の条件がわかったところでシミュレーションします。有利な方で借り換えすればいいのではないかと思います。
でもその前に本当に変動金利から固定金利に変更して月の支払いは大丈夫なのか、老後資金にどの程度影響があるかをライフプラン作成するなどして確認してください。
固定金利への借り換えにはライフプランの作成での確認が必須と言えます。忘れずに作成してほしいものです。
いかがでしょうか。住宅ローン借り換えに関してブログにしました。もし自分ではできないと思った方はふご相談kださい。
永野FPオフィスの住宅ローン相談 通話無料 0120−929−943 担当FP 永野 修