住宅ローンのフローを知っておく
マイホームを購入するには現金で購入しない限りは住宅ローンの審査を受ける必要があります。そして審査の承認が出てはじめてマイホーム購入をすることができます。
今までは住宅展示場にいって気に入ったハウスメーカーの展示場にいたセールスから見積もりが出てくると『仮審査しませんか?』と言われます。
セールスの方のいうがままに必要書類を揃えて審査をして仮審査が承認となるとその先の話に進めます。しかし今はネットの時代になっています。
自分でネットからできる時代になっていますのであまり住宅ローンに詳しくないセールスに聞くまでもなく自分でやれば事足りてしまいます。
今回はそんな方のために住宅ローンのフローと審査に必要な書類の話です。フローがわかると時間とやるべきことがわかってきます。
住宅ローンのフロー
本来ではまずはお客様の資金計画が最初になります。ライフプランを作成してマイホームはいくらまで購入しても大丈夫なのかの検討からスタートです。
予算の上限がわかり住宅の見積もりが出たら仮審査に入ります。今まではセールスの知っている銀行に仮審査を出していましたが今はネット銀行などの情報に溢れているので変わってきています。
そう、お客様の方が圧倒的に詳しくなっているのです。ネットの影響は本当に大きく、正しい情報も間違った情報でもかなり調べているのがわかるほどです。
自分で仮審査をする場合には基本は3つくらい審査を入れます。たまに1つしかできないとかいう人がいますが基本無視でいいです。銀行を2つから3つ選ぶのですが選び方があります。
選び方は『地方銀行2つ・ネット銀行1つ』です。もしくは『地方銀行1・フラット1・ネット銀行1』です。ネット銀行2でもいいですが絶対に地方銀行を抜くことがないようにしてください。
その理由は仮審査の信用性が違うからです。ネット銀行の仮審査は本審査と結果が直結してません。地方銀行はよっぽどのことがない限りは直結しています。この信用性が重要なのです。
銀行を選んだら仮審査をします。仮審査では以下のものをご準備ください
1、源泉徴収票
2、免許証
3、保険証
4、物件の見積もり
5、他の借り入れがあればその返済表
銀行の店舗でもネットでも基本は同じですがこれ以外にも必要なものがある場合もありますので銀行にも確認をしてください。
本審査の必要書類は少し多い
本審査は仮審査が通った銀行から選ぶことになります。承認になった銀行から本審査の必要書類の一覧表が郵送されてきますのでそこで確認してください。
注文住宅の場合は少し多めになりますので仮審査が通ったら一覧表を作成して住民票などは本審査をする銀行の数だけ取るようにしましょう。
1、住民票(本籍・マイナンバーなし、続柄あり、世帯全員)
2、所得証明
3、建築確認申請書・建築確認済証
4、図面
5、契約書(売買契約書・重要事項説明書・請負契約書など)
6、謄本(不動産謄本・字図・接道の謄本・地積測量図)
上記の書類を役所や法務局、ハウスメーカーからもらい本審査の書類を提出します。フローを図にするとこんな感じになります。
当オフィスで相談されたお客様には本審査を提出する前に書類のチェックをしています。足りなかったり間違うとそれだけ審査が遅くなるからです。
実は住宅購入の中で住宅ローン選びの成否は仮審査までで決着がつくことがほとんどです。反対に言えば失敗している人は仮審査までを軽く考えています。
そのことをよく理解していただきより良い住宅ローン選びをしてほしいものです。もし自分ではわからない、セールスが住宅ローンに詳しくないという場合はご相談ください。
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担当FP 永野 修
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