FPの有料相談と無料相談の違い
当オフィスは熊本市中央区で住宅ローン相談を専門にしているFPオフィスです。相談料は全て有料となっておりお客様は公務員の方が7、8割であとは看護師と医師になっています。
住宅ローンと言ってもいろいろな相談があるのですが通常の住宅ローン選びに加えて『審査が通らなくて家が買えない』た『ローンの借換ができれば離婚できる』など込み入った相談が多い。
熊本での住宅ローン相談は当オフィスのように有料で行っているFPはかなり少数です。中心は保険屋さんによる無料相談です。それでは無料相談は報酬なしなのでしょうか?
実は有料相談でも無料相談でも同じですが報酬なしでやっている人はほとんどいないのではないでしょうか?無料相談とはいってますがボランティアではないのです。
無料相談といってますが有料相談とはただ単にお客様のお金の払い方が違うだけです。有料相談はFPに問題の解決の対価として『直接』相談料を払うのが普通です。
それに対して保険屋さんによる無料相談では住宅ローン相談はその先の生命保険の勧誘が本当の目的なので保険販売の対価として保険会社から得られる販売手数料で『間接的』に支払われていると言えます。つまり純粋な無料相談なんてないのです。
そうなのです。ここが大事なのでもう1度言います。違いは直接支払っているのか、生命保険加入で『間接的』に支払っているかでしかないのです。つまり無料がいいかそれとも有料にすべきかなんてどうでもいい話なのです。
今の言ったように支払いが直接か間接かの違いでしかないのですが問題は相談の質はどうかです。もうこれは保険屋さんでもきちんとしている人はしているし専門のFPでもダメな人はそれなりです。
つまり有料・無料でも質にはそんなに大きな差はない可能性があります。あなたが自分の人生で誰のアドバイスを受けたいかという人選びの問題です。
住宅ローン相談者を選ぶコツとは
住宅ローン相談でFPを選ぶ上での絶対条件は何か?当オフィスでは審査と手続きと考えています。です。もっと直接的に言えばローン審査と手続きを知らないFPに相談しない方がいいです。
なぜなら住宅ローン金利がどんなに低くかろうと、または団信がどんなによかろうがローン審査が通らないのであれば利用できないし選んではいけないと思うのです。
つまり利用できないローンを平気で選ぶFPは住宅ローンの知識がないと言えます。通らない住宅ローンでライフプランを作ってどうするという話です。これだけははっきり言えることです。
では当オフィスがなぜ住宅ローン相談に関してここまで言えるのか、自信を持ってやっているのか?しかも15年間という長い期間やってきているのか?
それはサラリーマン時代から30年以上にわたってローン審査に携わってきたからです。毎日毎日ローンの審査でCICを見ながら仕事をしてきたからです。
勤務していたクレジット会社の営業の成績とは何か?それは審査がOKになったローン金額で決まります。そう、ローンがOKにならないと数字にならないのです。
なので必然的にローンを通すスキルが身についてくるのです。そうでないと成績が悪くなるしお客様からなぜ通らないと怒られてオーダーが来なくなるので皆必死でローンを通します。
そうなのです。当オフィスの住宅ローン相談は『過去の経験から実証済みであるローン審査という価値の提供』なのです。ローンについて価値ある情報を提供できるので有料相談でもお客様に来ていただけるのです。
では具体的にどんな住宅ローン相談が来ているのでしょうか。それをどうやって解決しているのでしょうか。その実例を少し内容をかえて個人を特定できないようにしてフィクションではありますがブログにしてみました。
これではどこの住宅ローンも通らないと言われた
今回のお客様は夫婦ともに30歳前半で奥さまは公務員で今は育児休暇中、旦那様は一般のサラリーマンで年収は300万円〜350万円です。
住宅ローンに関しては夫単独にしたいとのことでした。その理由は奥さまは数年前にがんにかかったからです。その他家計に関しては結婚後はしばらくは財布をそれぞれにしていたのですが半年前から奥様が管理していることでした。
マイホーム購入を考えた理由は2人目のお子様が誕生したことから泣き声などの音が気になるようになったのと時と共に今の賃貸住宅が手狭になってきたことで急に話が具体化したようです。
それまでは2人で働いてじっくりお金を貯めてお子様の教育資金は困らないようにと考えていたのですがマイホームが欲しいと思ったら話が盛り上がり住宅展示場を見始めたました。
そんな時に奥さまの実家の近くで建売販売のチラシを見て実際に見学してみました。住宅を見て『これなら』と思って仮審査を申し込んだようです。
しかし結果は否決。住宅ローンはフラット35を申し込みをしたようですが担当者から『これではどこも通らない』と言われたそうです。
『え?私たちマイホーム買えないの?』
自分は団信が通らないしどうすればいいのと思っていたところ提携のFPを紹介された。しかし言われたことは審査は難しいから保険の見直しをして通るようになるまでお金を貯めましょうとのこと
『そうじゃないの!私は家が欲しいの』
なんとかならないかと住宅ローンに関してネットで色々調べていたところ当オフィスのHP、ブログ読んで家が買えるのであればお金を払ってでも相談したいと思い連絡したとのことです。
審査が通らない理由の把握
相談をいただいてまずは夫婦の収入と借入状況とCICを取得するところから始めました。内容的には返済比率は夫単独でも問題はないのですが支払い履歴がよくなかった。
CICでは毎月きちんと支払っていると支払履歴には『$』がつきますがほとんどがきちんと支払いがされていない『A』や『P』でした。提携FPはこれを見て『どこも通らない』と言われたのでしょうね
半年前から奥様が家計管理をし始めた理由は夫が少しばかり支払いにルーズだったから。ではこの内容では本当にどこも通らないのかというと実はそんなことはないです。
なぜそれがはっきりと言えるのかというとCICの支払履歴での審査に関してはフラット35でも変動金利での金融機関(保証会社)によって審査判断は全然違います。
フラット35でもそうで色々な金融機関が取り扱っていて審査も支払履歴に厳しい金融機関があればそこまでではない金融機関があります。
直近半年はきっちり支払われているのであと少し『$』がつけば変動金利でももっと金利が低く団信がいい住宅ローンが使えそうだからです。
もともとお客様に聞くと固定金利であるフラット35を使いたかったのではなく建売業者側の事情だったようで本当は金利が低い変動金利の方がいいということでした。
きっと提携のFPの事情だったのでしょう。フラットから手数料をもらってさらに生命保険を加入してもらうことにより『間接的』に料金がいただくタイプのようです。
問題は『住宅ローンの審査がわからないなら住宅ローン相談はやめた方がいいのに』です。なぜならローン審査が通らないとお客様はものすごく傷つくからです。
あるお客様はローンが通らない心労で救急車に運ばれて1ヶ月入院となったくらいです。そのくらい住宅ローン審査は緊張感のあるものなのです。
ローンを通すのは簡単でしたが
実際のところ当オフィスでは住宅ローンの審査を通すのは簡単でした。これが過去の経験からの価値の提供です。言い方を変えるとマイホーム購入はできるということです。
しかし本当にマイホームを購入していいのかは別の話です。
審査をする前に当初お金を貯めるというのはどうするのかなど初心に戻っていただきました。審査に通らなければマイホームは買えませんが審査が通るのであれば買ってもいいし買わなくてもいいという選択枠が生まれます。
手順としてはライフプランを審査が通る住宅ローンで作成。次に仮審査をしました。今回は公務員である奥様との連帯債務にしました。
奥さまはがんというご自分の過去の病気を気にしてましたが連帯債務なら団信は旦那様、支払い口座も旦那様で住宅ローン控除は双方になります。それを説明したら『え?』みたいな顔をしてました。
そうなのです。奥さまは連帯債務をペアローンと勘違いしていたのです。今度は公務員というブランドも使わせていただき仮審査は予定通り変動金利でもフラット35でも無事に通りました。
その上で本当にこの金額のマイホームを購入するのか、それともお金をじっくり貯めるのかを考えてもらいました。その結果『買う』という結論に至ったので本審査を経て無事に購入となりました。
引き渡しが終わった後に『FPと言ってもいろんな人がいるのですね』と。今回はたまたま私の得意分野である住宅ローンの審査でのお悩みでしたので当オフィスと相性が良かったのです。
いかがでしたでしょうか。今回は無料と有料の住宅ローン相談との違いと過去実証済みの価値の提供=住宅ローン相談とは何かというお話でした。当オフィスの相談に関しての詳細はHPをご覧ください。
永野FPオフィスの住宅ローン相談
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