住宅ローンはいくつまで申し込めるの?
当オフィスは初めてマイホームを購入する方が知らないというだけで失敗したり損しないように住宅ローンだけでなくライフプラン作成しての予算作りから引き渡しまでを全力で教えているFPオフィスです。
相談に訪れるお客様よりこんな質問をよく受けます。
『ハウスメーカーから住宅ローンの本審査は1つしか出来ない』
これって本当でしょうか?答えはそんなわけありません。きっとセールスがいくつもの銀行に申し込みをするのがめんどくさかったのでしょう。もしくは会社から提携銀行を使うように誘導するよう指示が出ているのか。
基本的に住宅ローンは幾つでも申し込みが出来ます。それは仮審査だろうと本審査だろうと同じです。ちなみに当オフィスではお客様に2つから3つ申し込んでいただいています。
問題はその2つ3つの銀行の選び方です。見ているとこの選び方が間違っているような気がするのです。そこで今回は熊本における住宅ローンの申し込み方をおさらいします。
熊本の住宅ローン事情
このブログをお読みになっている方も住宅展示場に行ってから読んでいる方も多いことでしょう。たくさんの住宅ローンが並んでいて建物を選ぶ上では本当に参考になります。
しかし残念なことですがこと住宅ローンに関しては酷いものでなかなか本当のことを知っているセールスが少ないのが現状です。
住宅ローンが通らないと家って売れないのだけどな?って思うのですがそれよりも家を売ることに熱心で住宅ローンは銀行に紹介すればいいから、みたいな感じです。
お客様はと言えばハウスメーカーに勤務しているなら住宅ローンも詳しいはずと思っているフシがありますがそれはおまりにも期待しすぎでしょう。そのくらいヒドいものです。
例えばお客様が金利が低いネット銀行を使いたいと言ったとします。今や金利が0.4%台と空前絶後の低金利です。どんなことを言われるか知っていますか?多くはこの3つのパターンになります。
『金利は低いけど手数料が高いです』
『手続きがめんどくさいのでこちらで準備する銀行の方がいいです』
『審査が厳しいのでやめた方がいい』
実のこの3つ決して間違っていません。むしろ正解です。ですが住宅のプロとしてはかなり残念なお話です。それにがっかりしたお客様が当オフィスでネット銀行の住宅ローンの申し込みをしているのです。
住宅ローンはハウスメーカーが選ぶものではなくお客様が選ぶ時代なのです。この1人1台スマホ時代にいつまで前近代的なことをやっているのでしょうか。
住宅ローンの選び方
熊本で住宅ローンを考える場合にまずハウスメーカーで出てくるいわゆる提携ローンの多くが2つの銀行になっています。『肥後銀行』と『熊本銀行』です。
この2つの銀行の住宅ローンは変動金利となっていますがそれ以外は全く違う住宅ローンになっています。ハウスメーカーもそんなこと気にせずお客様に話をしているのですが事実この2つは違います。
この2つの銀行にはとても大きな利点があります。その1つは審査が通りやすいというものです。この特徴は使わない手はありません。その分金利が高い(0.725%と0.825%)なのは仕方がないところです。
なので当オフィスでは受験でいう『滑り止め』という位置付けでどちらかを選んでいただいています。そして承認を確保しておいてから本命であるネット銀行に取り掛かるのです。
またはフラット35のように全期間固定のものを選び仮審査をしていきます。
順序をかくと 1、肥後銀行か熊本銀行のどちらかから選ぶ 2、ネット銀行など低金利にチャレンジ 3、長期固定金利が希望ならフラット35を選ぶ
全部仮審査が通ればお客様が望むなら審査承認になった全ての銀行に本審査を申し込みます。そして本審査が遠田銀行から1つだけ最後に選ぶ。というわけです。
ネット銀行は審査はどうなの?
ところで本命にネット銀行を持ってきた時にハウスメーカーのセールスがいうように審査が厳しいというのは本当なのか?通常の銀行より厳しいのは間違いないです。
ネット銀行と言っても様々な銀行があります。その銀行分だけ審査基準があります。ですが1つだけわかっていることがあります。
それはもし本当にネット銀行を利用してマイホーム購入をお考えなら土地探しの段階からネット銀行の基準に合わせて購入した方がいいです。
先日も土地が決まってからお客様が相談に来られたのですがあるネット銀行に4500万円で申し込みをしたら承認額がなんと2400万円。現金で2000万円以上なんて無理というもの。
公務員だったのですがこのように審査が厳しくなります。なのでまずは審査基準を知ることから始まりますしその上で土地選びをし銀行選びをする方がいいです。
確かに手数料は高いですがその分金利差がありますのでそれは気にしなくてもいいです。
いかがでしたでしょうか。そのほかにも書きたいことがたくさんあるのですが今回はここまでにしておきます。もし本気でマイホーム購入を失敗したく無いのであればご相談ください。
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