マイホーム購入時の保障の見直し
先日服を買いにデパートへ行きました。どんなデザインがいいか決めて店員さんにサイズを測ってもらい適切なサイズのものを出していただき購入しました。
洋服購入の時は測ってもらう側ですがマイホーム購入相談ではFP永野がはかる側になります。その感想はサイズの測らずに購入している、もしくは測り方を間違っている人から購入しているのでは?というものです。
ではマイホーム購入相談で私がどうやってお客様のサイズを測って保険の提案をしているのか。今回はその説明をいたします。
まず作成するのはライフプランの作成をしていきます。
住宅ローンを支払うことを中心に考える
当オフィスのマイホーム購入相談ではまずはライフプランの作成をいたします。そこで決めることは以下のことになります。
1、住宅購入予算 2、頭金をいくらにするのか 3、住宅ローンの金利の種類は固定か変動か 4、支払い年数は何年にするのか 5、どこの銀行のローンにするのか 6、収入を守るために保障はどうするのか 7、教育資金はどうするのか 8、老後資金の用意は何を使うのか
5の住宅ローンの選定と申し込みをしたら次は何があってもしっかりと住宅ローンが支払えるような『保障』と『補償』プランを提案してきます。
あなたの家計のサイズに合わせてオーダーメイドで保障と補償を考えていくのですがその要素が大事になってきます。これが分からないと適切な見直しができません。
1、貯蓄額 2、夫婦の所得 3、勤務先の健康保険の制度 4、お子様の学年 5、お子様の進学方針
この5つが最低限加味し加味しなければいけない情報であり、多くの方の保険見ていると1、3、4、5がかけているケースが散見されます。
住宅ローンは長期間にわたって払うことになります。そこで大事になるのはいかにしてこの支払いの原資である収入(所得)を維持させるかという保障と賠償や事故という形で貯蓄を失わないようにする補償を考えていくことになります。
まずは収入の確保である保障を考えてきます。
保障は『現金+保険』で考える
収入の毀損はどのような時に起こるのか。それはやはり病気と事故ではないでしょうか。
まずは病気で働けなくなる時はどんな時か考えていきます。パッと浮かぶものは何か。お客様の経験談を聞いているとやはり『ガン』『心臓』『脳』のいわゆる3大疾病と言われるものではないでしょうか。
他の病気も確かにあるかと思いますが入院日数も少なく後遺症もないので働けているように感じています。ですがこの3つは後遺症も小さくなくその後の仕事と暮らしに大きな影響が出ています。
ではそれを加味して住宅ローンを払いつつ教育費、老後資金を維持するにはどうするのか。方法は2つです。
1、3大疾病の団体信用保険の付保 2、生命保険の3大疾病保険で300万円以上の加入
そのうち最近ご提案することが多くなってきたのが2の3大疾病保障です。実はこの保障は『保険金が出ない』と言われて久しいです。
3大疾病とは悪性新生物(ガン)、急性心筋梗塞、脳卒中のことですが、理由はこの3大疾病の約款にある『所定の状態』です。
所定の状態とは何かといえば例えば急性心筋梗塞では責任開始日以降の保険期間中にその疾病により初めて医師の診察を受けた日からその日を含めて60日以上労働の制限を必要とする状態が継続したと医師によって診断されたときとなっています。
そうなのです。支給要件が厳しいのです。それゆえに保険金が出ないと言われているのです。ですが最近この所定の状態の条件に『手術したら』という項目が入っている保険が出てきました。
これなら支給要件が緩和されるのではと思うのです。
支払いの原資である収入を守ることを考えた場合にまずはこの3大疾病をどうするかから考え始めます。次は医療保険になります。次回はこの医療保険について説明していく予定です。