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プレミアムローンの金利と条件とは
現在各銀行からプレミアムローンと名のつく住宅ローンがありますが、その中で1番金利が低いのはどこだか知っていますか?
今回は熊本県に限定してプレミアム住宅ローンの特集をします。特に熊本銀行、肥後銀行、宮崎銀行を中心に解説します。もし利用しようと考えている方は参考にしてください
当オフィスは熊本で10年以上にわたって住宅ローン相談、特に審査と手続きに強みを持つFPオフィスです。どんなに金利が低くても団信がよくても審査が通らない住宅ローンに価値はないからです。
昨今どんなFPでも住宅ローン相談をしている中で、専門にしているFPは少なくその1人としてお客様に喜んでいただいております
プレミアムローン一覧表

上記の表に熊本でプレミアムと名がつく住宅ローンの金利と条件を一覧にしてみました。何か気がつくことはありますか?
まずは熊本ではライバル同士の熊本銀行と肥後銀行の住宅ローン金利が同じであることに気がつくことでしょう。しかし後で後述しますがこの2つの銀行は金利は同じでも全く違う住宅ローンといえます
また宮崎銀行の金利が低いことに気がつくと思います。HPでは0.725%〜となっていますが実際は0.85%のようです。
今回はこの3つの銀行を中心に解説していきます
熊本銀行と肥後銀行のプレミアム住宅ローン

熊本銀行と肥後銀行の住宅ローンを比較すると意外なことがわかります。意外なこととは何かというとこの2つの銀行、むしろ肥後銀行は他の銀行と比較して全く別の手続きの流れになっていることに気がつきます。
この2つの銀行の住宅ローンの違いはこの手続きの流れに違いから出ています。今回は肥後銀行サイドから見て話を進めていきます。肥後銀行VS熊本銀行です。
1、金銭消費貸借契約のタイミングが違う
表を見ればわかりますが熊本銀行は注文住宅では仮審査から本審査を経てつなぎ融資となり最後に金銭消費貸借契約となり決済して手続きは終了です。
これは全国的に見ればフラット35もそうですが一般的な住宅ローンの流れといえます。しかし肥後銀行では本審査の後にすぐに金銭消費貸借契約となり、振り込みで土地代などが支払われます。
この金銭消費貸借契約のタイミングに違いが多くの違いをもたらしています。また利点も欠点も同じくこの差から出ています。
1、つなぎ融資を使わない・・・利点
2、支払いが賃貸と重なる・・・欠点
3、団信が建築中に適用になる・・・利点
2、団信内容が違う
プレミアムでも金利は同じですが、団信は違います。どちらの銀行も最近ワイド団信や連生ガン団信を発売しています。
しかし通常のガン団信では少し内容が違います。
1、肥後銀行は主債務のみ医療一時金10万円あり
熊本銀行は主債務と連帯債務者にもついている
2、肥後銀行のがん一時金は女性特有のがんに100万円
熊本銀行は主債務者に100万円
つまり内容的には熊本銀行の方が良くなっています。団信を重視する方は熊本銀行を選ぶといいでしょう。団信が建築中にも適用になる方がいいなら肥後銀行の方がいいです
3、肥後銀行は付帯条件がある
HPにもありますがこの条件を使うには例えばアプリの登録とローンカードの作成など条件を飲まないとプレミアムローンは利用できません
ローンカードはイヤなんだけど!という方もいるかと思います。しかし条件は条件です。しかし熊本銀行ではこういった条件はありません
煩わしいという方は最初から熊本銀行のプレミアムの方がいいです。
4、公務員でも適用になる
熊本銀行では年収700万以上と連帯債務では合算で900万円以上となっていますが、肥後銀行ではそこに『公務員』とついています。つまり公務員であれば利用可能というわけです。
多少条件があっても公務員の方は肥後銀行の方がいいということになります。
肥後銀行より金利が低い宮崎銀行
ここまで肥後銀行と熊本銀行の比較をしてきましたが、HPを見るとその2つの銀行より金利が低いのでちょうどお客様からも利用したいということだったので確認してみました
1、年収要件は決まっていない(600万円は使える)
2、返済比率40%以内
3、属性で決める(勤務先次第)
団信も肥後銀行・熊本銀行と同じくワイド団信も連生ガン団信もあるのでもし少しでも金利が低い方がいいという方は宮崎銀行という手もあります。
住宅ローンの手続きフローは熊本銀行とも肥後銀行とも違いますので注意してください。
1、仮審査
2、つなぎ融資
3、本審査
4、金銭消費貸借契約
5、決済
上記の順序で進んでいきます。審査も肥後銀行や熊本銀行よりも融通がきくと聞いていますので、利用しない手はないです。
しかし熊本だからでしょうか。肥後銀行とあまり金利に差がないことから宮崎ではないので熊本の銀行を使うということで選ばない人もいます。もったいないことです。
その他のプレミアム住宅ローン
JAの住宅ローンで特徴的なのは審査金利が低いことです。これにより多くの金額を借入することが可能なので返済比率オーバーと言われた方は候補に入れてもいいのでは
また目的ローンを700万円までならおまとめできますにで、家計に優しくなるという方も一考の余地があります。
団信もワイド団信や連生ガン団信だけでなく、『連生3大疾病団信』など他の銀行にない団信があります。もし夫婦で3大疾病が気になる方はいいのではないでしょうか
FPからのアドバイス
ネット銀行やメガバンクとの競合になりますが、もし土地が市街化区域以外というのであればプレミアム住宅ローンはかなりいい選択になります
ネット銀行の方が金利が低いという思い込みを持っている方も多いですが、土地という要素次第では地方銀行の方が金利が低いということが起こります。
自分の年収や土地、返済比率などをよく考えて選択してください。
もしどの住宅ローンが自分に合うのか、審査に落ちないのかなど心配な方はFPに相談するのも1つの手です。当オフィスでも相談できます。ぜひご相談ください

私が専門としているのは 住宅ローンの「入口」と「出口」 を支えることです。 入口(審査):「果たして自分は住宅ローンに通るのか?」という最初の関門。CICなどの信用情報、年収、勤務形態などで不安を抱える方が多いですが、正しい知識と金融機関の選び方で逆転できることも少なくありません。 出口(支払い):「35年間、本当に払っていけるのか?」という長い道のり。
返済比率やライフプラン、団信や固定金利の選び方を踏まえて、無理のない資金計画を一緒に作り上げていきます。 住宅ローンは「入口」と「出口」がそろって初めて“安心できるマイホーム購入”が叶います。 審査に不安がある方も、将来の返済が心配な方も、まずはお気軽にご相談ください


