公務員だからカンタンと思ったら
多くのお客様はマイホーム購入をカンタンに考えている節がある。その理由の1つはみんなが買っているからですが本当にマイホーム購入はカンタンなのでしょうか。
そんなことはないです。人にはそれぞれ様々な事情を抱えています。経済的事情から身体的な事情まで。お客様によっては経済的に問題なくても過去に病気をしたことから購入できないと思っている方がいます。
例えば『がん』や『うつ病』の過去を持つ方は決して少なくないのですがそういう方は住宅ローンを利用してマイホーム購入はできないのでしょうか。
確かに普通に銀行に行くと仮審査はいいとして本審査で団体信用保険の告知をしたら否決されます。数年前でしたらここで終わりでした。
しかし今は違います。
今回の依頼は公務員の方のマイホーム購入。ヒアリング中の最後に『健康状態に問題はありませんか?』と聞くのですがてっきり『大丈夫です』という答えが来るとばかり思っていたのですが違いました。
実は・・・うつ病経験者でした。
うつ病経験者でも家が買える時代
うつ病経験者だからと言ってマイホームが買えないわけではありません。1番カンタンな方法はフラット35にすればいいだけです。フラット35は団体信用保険は任意なので団体信用保険なしでよければ問題なしです。
フラット35を使ってマイホーム購入するのであれば方法は3つあります。
1、団信なしで買う 2、団信なしで現在の生命保険を利用 3、団信なしで新たに生命保険に加入する
1ですがそれは考えただけでそれは奥様やお子様の将来を考えたら厳しいことがわかります。それならと次に2の方法で聞くのはこの質問です。
『今の生命保険はどんなものにお入りですか?』
保険証券を見せてもらいましたが住宅ローンの債務が埋まるほどの生命保険(死亡保障)ではありません。3人のお子様の教育資金、主婦である奥様の老後資金を考えたらこれも難しい話です。
新たに生命保険に加入して購入
実際には住宅ローンの手続きは無事に終わりました。もちろんもし旦那様がお亡くなりになったら住宅ローンの支払いなしに今の家に住むことが可能です。
購入がベストとはいいませんがそれでもこのお客様達は『マイホームが欲しい!』というので購入できるように住宅ローンの手続きをしました。
もちろん全てのお客様に対応できるわけではありません。条件にハマったからできたのです。その後がん経験者でも同じ方法でマイホームを買うことができました。
そう考えると以前なら無理な案件でも購入できるように環境が整ってきましたと言えます。健康には気をつけたいですね。住宅ローンも人生も健康が全てですからね。
住宅ローン相談 通話無料 0120−929−943 担当 FP永野 修
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