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ダメ・絶対 仮審査OK本審査NG
ショックですよね、仮審査が通って喜んでいるところに本審査が通らなかったなんて連絡が来たら。審査の専門家である当オフィス相談に来たお客様も最初は本当に審査が通るか疑問だったようですが実際に審査が通ってマイホーム購入でできたのでかなり喜んでます。では審査はどうやって通すのでしょうか。審査が通るにも関わらず通らずもったいない案件で多い順３選をお送りします
住宅ローンの審査が通らないケースとは
毎日公式LINEより審査が通らないのでなんとかして欲しいという相談が入ります。はっきり異動情報がある以外は結構審査って通るものなのに、住宅ローンに詳しくないセールスや不動産屋さんが担当したので不幸な結果になっている感じです。
公式LINEからいただく審査が通らなかったを判別すると大きく分けて３つになります（異動情報除く）。その多くがもっと住宅ローンの審査を知ってれば通るもので、内容を聞く限りもったいないものばかりです。家買えなくなっちゃいます
１、CICの支払状況にAがある
２、フラット３５の使用ミス
３、ネット銀行の審査を知らなすぎる
どれも住宅ローンの審査をきちんと理解していればノーチャンスではないものばかりです。この３つをまずは説明します。
マイホーム購入の前提条件
もちろん仮審査に通る条件が整っていることが必要です。ここでいう必要条件とはまずは年収と借入の比率である『返済比率内』であることです。
また団体信用保険の告知に通る健康状態も必要ですし、CICに問題がないことも条件です。破産した、任意整理したなどがないことが条件になりますが今回は仮審査が通っていることなので大丈夫でしょう。
１、CICの支払状況にAがある
公式LINEからの相談はこのケースが圧倒的に多いです。うっかりミスなのか、ルーズなのかは分かりませんが住宅ローン審査では厳しく見られます。それはそうです。人生で１番大きな買い物をこれからするのにそれよりも小さな買い物で支払いが履行されていないのです
CICにAが入っていると言っても何件入っているんか、どのくらい続いているのか、またはいつに入っているのかによって対策が全然違います。先日のお客様はもう直近でしたので３つの銀行でお断りで当オフィスで対策して審査が通りました。
この場合でやるべきことはまずは現在の遅れを解消させることです。金融機関に電話してすぐにでも支払ってください。この『すぐにでも』が大事になります。詳細は別のブログを参照にしてください。
２、フラット３５の選択ミス
実はフラット３５は各金融機関によって住宅ローンの審査基準が違うのはご存知でしょうか。そう、同じフラット３５でもそこには行ってはいけない、というところで審査をしたら否決になるに決まっています。
でも普通の人はそんなこと知らないですよね。ということは住宅ローンを自分ですること自体がリスクだってことです。住宅ローンの審査に詳しい人なんてそんなにいないのが現実です。
私のようにサラリーマン時代にローン審査をずっとして来たから『たまたま』わかるだけでその特技というか職業病をFPに活かしているのです。特に上記のAがある場合や少し込み入ったケースでは同じフラット３５でも選びましょう
３、ネット銀行の仮審査を信じてはいけない
当オフィスのお客様がネット銀行を使いたいと言われた時に審査が通ると思っている時はいいのですが、これは難しいなと思っている時には必ず一言言っておきます。『土地の担保評価が低いので通らないかもしれないですからね』と。お客様が悪いわけではないので。
ネット銀行と言っても審査はいろいろです。例えば仮審査すらなかなか通らない銀行から仮審査は速攻でOKが来るのですが本審査も速攻でNOが来たりします。手間暇かかるからやめてほしいのですがそんな時があります。
基本、ネット銀行の仮審査は『あいさつ』と思ってください。申込いただきありがとうございました。と言ったところです。本審査からが本番です。ですが見ただけで無理な案件もありそんな時にショックを受ける方がいます。
仮審査が通らなかった場合はまずはCICの確認
本審査の前にまずは仮審査が通らないと本審査に行けません。では仮審査が通らなかったら何をすればいいのか。それはまずは原因の特定です。具体的にはCICのsy徳です。これによって取るべき方向が変わってきます。
CICを取得すると自分の個人信用情報がわかります。まずは異動情報がないかどうかの確認からスタートです。ここで異動情報であって驚くのがスマホの機種代金の異動情報です。しかしこの件もきちんと対策や資料、銀行選びを間違えなければ審査が通るようになってきてますのでご安心ください
次にAがあるかどうかです。１番下にあります。たまに異動情報もなくAやPもなくお断りが入ることもあります。こういうケースではもう推理の世界で審査を通しに行きます。年に数件あります。
仮審査が通ったけど本審査は通らないケース
仮審査が通らないのはわかるけど仮審査が通った時点で家が買えると喜んだ分、がっかりするのがこの本審査が通らなかったケースです。ではどんなケースが多いのでしょうか。
１、勤務を退職した ２、ネット銀行の審査 ３、仮審査後に増額になった
１、勤務先を退職した
仮審査時と内容の変更があれば仮審査OK、本審査NGがありえます。例えば仮審査の後に自動車をローンで購入して返済比率オーバーになったケースや支払いが遅れてAがついたケースもあるでしょう。そして勤務先を退職したというケースがありました。
仮審査が終わったらとにかく内容を変更しないようにすることが大事です。特に支払いには気をつけてください。車の整備と自動車保険のチェックは忘れずに。
２、ネット銀行の仮審査にはご用心
この中で圧倒的に多いのが２のネット銀行で仮審査が通ったけど本審査で否決になったという件です。ひどいケースになると本審査後に銀行から質問が来て答えた後にさっぱり音沙汰がないのでお客様から電話したのですが折り返しと言われてそれも連絡なしというケースです。
この銀行、こんなことが続いたので今では利用しなくなったくらいです。仮審査が通ってすぐに本審査を出したのですが到着と同時に否決と判断したのでは、というくらいすぐにNGでした。この銀行だけでなく他のネット銀行でもありますのでネット銀行ではあり得るくらいの理解でいいです。
それよりもネット銀行のみしか仮審査をしてなかったらそっちの方が問題です。もっとマイホーム購入に関して勉強してから申込をしましょう
３、仮審査後に増額で否決
今までの経験でこれが１番大トラブルとなりました。別の会社で地方銀行で仮審査がOKとなっていたのですがその時に増額の打診もしたようです。銀行員からは大丈夫と言われていたとのことで２００万円増額したのですが否決となりました。
驚いた工務店さんから依頼があり内容を調べてみるとCICでも特段仮審査時と変わったところもないし、返済比率オーバーというわけでもない。でも銀行からは取り扱いできないの一点張りのようでした。
申込内容を精査した結果、審査は通せると判断したのでお客様に『心配しなくても大丈夫』と伝えたのですがその落ち込みようは表情にありありと出ていました。見ているこちらが痛々しいくらいです。『絶対に失敗できない』と工務店さんと打ち合わせたり金融機関を慎重に選んでいました。
ここで問題が起こりました。ホッとしたのでしょう。奥様が救急車で運ばれてしまったのです。脳出血で入院です。審査が通らないというのはこれほどショックなことなのです。当オフィスが審査が通る住宅ローンから選ぶのもこういう理由からです。
結果一命は取り止め１ヶ月の入院で後遺症もなかったのが不幸中の幸いです。ここからはもう私も工務店も絶対に失敗ができないとビビりながら旦那様に銀行に行ってもらい本審査まで通りました。
なぜ増額には気をつける必要があるのか。銀行にもよりかもしれませんがこの銀行では仮審査後に増額するとこの仮審査は取り消され新規の審査扱いとなります。なので増額が否決になると前の金額での承認も取り消しになっているのでもうどうにもできない状態になるからです。
まとめ 住宅ローンは審査が通るところから選ぶ
仮審査が承認になって本審査が否決というのは通常は起こらないですが、日常的に起こるのがネット銀行です。それ以外は仮審査時から何らかの変更がない限りは審査は通ります。
また増額にがくれぐれも注意して返済比率の計算など忘れないようにして慎重に慎重を重ねて行ってください。仮審査では必ず複数の銀行で審査をすることです。特に仮審査の結果と本審査の結果が変わらないような銀行を１つは入れるようにしてください。
ネット銀行しか使う気がないからと言ってネット銀行のみの仮審査は絶対にやめてください。あとは健康に気をつけてもし仮に本審査で否決になったとしても別の銀行で借りるくらいの準備はしておいてください。
この他のケースもありますのでそういう方は公式LINEから連絡ください。初回の相談はお話を聞くために無料にしています。心おだやかなマイホーム購入をするようにしてください。
永野FPオフィスの住宅ローン相談
担当FP 永野 修
永野FPオフィス 永野 修
『審査の通らない住宅ローンに価値はない』
クレジット会社で１７年間毎日CICを見てきたのでどうしたら審査が通るのかがわかるという職業病を武器に他社ではできない住宅ローン選びをメインとしています。ローン業界に３０年以上の豊富な経験と年間１００件以上のマイホーム購入のお手伝いをしています。お客様の８０％は公務員であとの２０％は医師と看護師になっています
