みんな買っているから私もローン大丈夫?
当オフィスは熊本で住宅ローン専門にFP相談をしている会社です。開業から14年目になります。住宅ローン相談を始めたきっかけはローンのことなのに保険屋さんがやっていることへの疑問です。
住宅ローン展示場に行ったときに保険屋さんがいるのでなんで?と思っていたら住宅ローン案内と称してライフプランを作成しているということだった。
住宅ローンと保険になんの関係が?と思っていたら案の定保険セールスだったのでそれならクレジット会社でローンを毎日見てきた私がやったほうがいいのではと思って始めたのが住宅ローン相談です。
当初の相談は『住宅ローンが通らない』という相談でした。内容をよく聞くと疑問が。『なんでこれが通らないの?』ちょっと『工夫』をするとやはり通るのです。
そんな案件が2、3件続いたのでこの住宅ローン相談業界は素人の人がやっていると感じそれなら私がやろうと思った次第です。今では公務員のかたが8割近くを占める住宅ローン専門のFPオフィスになりました。
そんな中でお話を聞いていると住宅ローンに関して勘違いしている方が多いと感じています。何が勘違いかと言うとみんな家を買っているので自分も住宅ローンの審査が簡単に誰でも通ると思っていることです。
しかしよく考えれば分かるとおりこの世に2人と同じ家計なんて存在しないです。収入も違えば貯金額も家族構成も年齢もそして欲しい家も全て違います。
それを無視して誰でもローンが通るわけないことは冷静に考えれば分かることです。そこで起こることが何かというと『ローンが通らない』ことです。
もう1つはネットで住宅ローンに関して調べまくってネット銀行を使いたいと思ってもセールスより否定的なことを言われて疑問に思ったりもします。
そんなこともあって自分で支払う住宅ローンは自分で選びましょうというのが当オフィスの基本コンセプトになっています。
住宅ローンを選ぶ順序
住宅展示場に行きある程度住宅の話が進んでくると必ず『仮審査をしましょう』と言われます。もうここで失敗は始まっています。仮審査は自分でするべきなのです。
なぜならまだこのハウスメーカーで購入ると決めたわけではないからです。ここで仮審査する意味はあなたがお客様になるかどうかの値踏みという意味が込められています。
またここで提示される住宅ローンはハウスメーカーもしくはセールスがあなたのことを何も知らないのに選んだ住宅ローンだからです。なぜそれが悪いのか
住宅ローンの成否は仮審査までで決まるからです。まだどこで建てるかも決まっていないにも関わらず仮審査をするということは1つの軽いクロージングとも言えます。
それをゆっくり説明します。まず知っておいて欲しいのは仮審査は自分でするということです。住宅ローンを選ぶ上での要素は以下の点にあります。
1、土地 2、属人的要素 3、契約内容
お客様は住宅ローンが通らないということを夢にも思ってないので金利や団信しか見てないことが多いです。
しかし感じなことは住宅ローンが通る銀行の中から選ぶことになります。どんなに金利が低くてもローンが通らなければその住宅ローンいは価値はないです。
また金利の低く個人信用情報や年収、借入状況に問題がなくても契約内容を履行できない住宅ローンを選ぶと工務店さんや不動産屋さんに迷惑をかけますし最終的にはそれは自分に跳ね返ってきます。
つまり1番最初の段階はお客様のマイホーム購入に関するヒアリングをしてから仮審査をする銀行を決めていくということになります。
住宅ローン選びは受験と同じ
住宅ローンが通る、もしくは土地や工務店・ハウスメーカーにあった住宅ローンの仮審査をして審査が通り建物の請負契約が終わりましたらいよいよ本審査となります。
いつもお客様に言っているのは住宅ローン選びは受験と同じだということです。仮審査は願書提出で本審査が本番の受験。そして審査が通った=合格したら1つ選ぶことになります。
選ぶ順序はお客様の価値観次第ですが主に3つになります。
1、固定金利か変動金利か 2、金利と団信を総合的に判断して 3、ネームバリューム
特に今の金利状況が複雑な時節は固定金利を考える方がいます。変動金利との金利差は結構ありますので深い悩みとなるケースもあります。変動金利0.39%と固定金利1.66%などの場合は4倍の差がありますからね。
変動金利と言っても金利と手数料、ローン手順に団信と同じ銀行はないと言っても過言ではありません。それを一覧表にしてお客様と検討していきます。
お客様によっては月の支払いのみを検討課題にする方もいますし団信まで考えた金利でトータルを出してから検討する方もいます。
また団信をがん団信にするのか、それとも3大疾病にするのか、または金利の低いにこだわる方もいます。ローンが通っている(通ると思われる)ので価値観に合わせて決めればいいのです。
問題はここまで自分でできるかということです。少なくともハウスメーカーはネット銀行の話を出すと否定的にいうセールスが多い印象があります。
となると自分でやるかもしくはFPに依頼してお手伝いしてもらうかないです。当オフィスではそれをやっているわけです。もし自分ではできないと思ったらご相談ください。
永野FPオフィスの住宅ローン相談 通話無料 01209−929−943 担当FP 永野 修