
ネット銀行の本審査は厳しい?
当オフィスは熊本で唯一の住宅ローン専門のFPオフィスです。ライフプランや金利、団体信用保険 の話だけではなく審査の書類や銀行との段取りまで住宅ローン手続きの全てをお手伝いしています。
先日もある不動産屋さんに土地や中古住宅の売買でどこの住宅ローンを使っているのか聞いてみました。『肥後銀行か熊本銀行』という答えが返ってきました。熊本では不動産屋さんではなくハウスメーカーでも工務店でも同じで熊本ではその2つしか住宅ローンはないかと錯覚を起こすほどです。
なんでもっと金利が低い銀行があるのにそれを使わないのか聞いてみました。すると予想通りの答えが返ってきました。
『めんどくさいから』
もし不動産屋さんがお客様第一主義だったらお客様のために例えばもっと金利が低い住宅ローンを紹介してもいいはずです。またお客様自身もそれを望んでいるはずです。
でもそれに対する答えは『楽だからね』です。
ネット銀行は使わないのですかと聞いた時あるハウスメーカーからこう言われたことがあります。『すんなり通らないと売れないから』『仮審査が承認になっても本審査で落ちることがあるから怖くて使えない』とのことでした。
確かにネット銀行は仮審査承認、本審査NGということがあります。ではそれはどんな時に起こるのでしょうか。私は基本的にネット銀行を多く使いますのでその過去の事例から考えて見ます。
仮審査Okで本審査NOはどんなケースか
私は住宅ローンを案内する時にはまず全体のシミュレーションをしています。金利と保証料(手数料)に加えてつなぎ融資や団体信用保険まで加味しています。
こうしたシミュレーションをすることでお客様がどこの銀行を使うと自分に1番合うのかがわかるからです。毎月1回数値を変更するのは手間ですが一目瞭然でわかると言うことで好評です。
ネット銀行を申し込んで仮審査OKだったのですが本審査でNGになることがあります。借入額が減額になることもあります。ですが利用しているうちに予想ができるようになってきました。
ネット銀行(楽天銀行)の仮審査を例にするとネットで仮審査をすると翌日か翌々日には仮審査の結果がきます。よほどのことがないと『承認』のお知らせがきます。
これで喜んではいけないのです。
お客様には仮審査の承認のお知らせは『あいさつ』と思ってくださいと言っています。勝負は本審査となります。しかしお客様には『もしかしたら通らないかもしれない』とあらかじめ言っています。だからショックは受けないで、ということです。
これは信用情報などあなたに責任があるわけではないのです。その原因で1番多いのはこれです。
『土地の評価』
ではどんな時だった時に本審査NGとなったのでしょうか。
その土地の価値は?
まず最初からネット銀行の金利が低い住宅ローンを使いたいと希望がある時は土地に最善の注意をしています。そのくらい土地の問題で本審査がNGになることが多いのです。減額もしかりです。
1、用途地域でない土地 2、市街化調整区域で値段が高い 2、そもそも価値が低い田舎の土地
こう考えると1つの結論がでます。
ネット銀行の審査では土地選びが勝負なのです。反対にいえば土地に問題がない場合で金利の低い住宅ローンを使いたい方は積極的にネット銀行を選ぶべきです。
金経済的メリットが大きいネット銀行
金融商品には必ずメリットとデメリットがあります。熊本でのネット銀行と提携ローンのメリット、デメリットは以下のようになっています。
ネット銀行 ・メリット ・・・金利が低いので支払いが安い ・デメリット・・・手間がかかる 提携ローン ・メリット ・・・手間がかからない 銀行に任せられる ・デメリット・・・金利が高く支払いも大きくなる
住宅ローンはあくまでマイホームを手に入れる道具でしかありません。道具は使い方によっては武器にも凶器にもなります。
『彼を知り己をしらば百戦危うからず』です。自分にあった住宅ローンを上手に使って賢いマイホーム購入をしたいですね。
もし住宅ローンは金利が低い銀行を選びたいという方はネット銀行を第一候補に入れてください。ネット銀行を使いたいけど自分たちでは自信がないという人は相談ください
お金の上手な使い方は『時間を買う』ことです。わからないローンのことで悩む時間がもっといないです。住宅ローン選びに関してはきっとあなたより私の方が上手だと思いますよ。
永野FPオフィス住宅ローン相談 通話無料 0120−929−943 担当FP 永野 修