ネット銀行にはクセがある
あなたは土地の不動産取引に詳しいですか?
きっと『NO』という方が大半でしょう。不動産屋さん以外は普通はNOですよね。にもかかわらず人生で1番高額と言われる金融商品をプロから購入しようとしています。
このプロが善人であることが前提なのでしょう。あなたにプロを見抜く目はありますか?ないのであれば素人が不動産取引をするのはやめた方がいいと思うのですがいかがでしょうか。
最近住宅ローンの相談が多いのですがそのうちのかなりの割合でネット銀行を使っています。その多くは楽天銀行なのですがようやく使い慣れてきました。
さて今回の相談はソニー銀行で住宅ローンが通らなかったと相談がありました。年収的にも返済比率的にも全く問題はなかったのですがなぜだと思いますか?
実は楽天銀行ではOKでした。
住宅ローンは金利だけ見るのではない
私たちのようなFPは住宅ローンを選ぶのに金利の高低だけ見ているのではありません。なんといっても住宅ローンの審査に出す書類に数多く労力もたくさんかかってきます。
金利のみしか見ていなくて申し込みをして審査が通らなかった時のショックは本当にすごいものがあります。なぜ?が10個くらいついて寝れないくらいのショックなのです。
住宅ローンの銀行選びを考える時は最低3つの要素を入れて考えます。
住宅ローンの銀行選び=金利 × 審査 × 団体信用保険
つまり最低3つの要素『金利』『審査』『団体信用保険』を考える必要があるのです。確かに優先順位が高いのは金利です。
熊本では多くのハウスメーカーが0.95%や10年固定で0.9%を案内していますがそれをネット銀行にすれば200万円以上の違いが出ることもざらです。
ですがどんなに金利が低くたって審査に通らなければ労多くして成果なしです。
なので次に『審査』が来るのですが住宅ローンの審査はどのようになっているか知っていますか?
住宅ローンの審査は信用情報だけではない
審査と言ってもいろいろな審査があります。例えば熊本でよくある『保証料なし』も審査の1部でしょう。住宅ローンを考える時に1番なことはなんだと思いますか?
信用情報?年収?勤務先?
違います。健康です。健康状態の悪い人はどんなに高年収であっても銀行の住宅ローンは通りません。健康であって、年収も勤務先も問題ないのに審査が通らない場合もあります。
それが今回のソニー銀行はだけでも楽天銀行はOKということにつながってきます。
住宅ローンの審査にはもう1つ物件調査があります。つまり土地のことを勉強してから購入しなければいけないのですがそんなことなしに立地や広さなどだけで購入してしまっているケースがあります。
そう、今回は土地のことでソニー銀行と楽天銀行では審査が違ったというわけです。
市街化調整区域って何?
まず結論を先に書くとソニー銀行は市街化調整区域は取り扱いしないとなっています。それに対して楽天銀行は市街化調整区域でも建築許可が降りるのであれば取り扱い可能となっています。
もしそれって何?というのであればしっかりした不動産屋さんの元で購入したほうがいいです。
私が土地のことを教えて貰った時に最初に言われたことは『土地でなく道路を調べろ』と言われまずは法務局と市役所に連れて行かれました。
建築基準法などの知識はFPの試験で出てきますが実際の知識の使い方はやってみて初めて分かるのです。そんな経験をさせていただいた上での結論はいかになります。
『不動産は素人は取り扱わないほうがいい』
それ以降お客様から相談が来たらまずは『プロ』に意見をもらっています。
ネット銀行は武器になる
金利が低いという上でネット銀行は住宅購入にも家計改善でも武器になることは間違いないです。利点が多いネット銀個うですがもちろん欠点もかなりあります。
変動金利は今は超がつくほど低金利ですが今後利上げ局面ではどうでしょうか。など使うときは必ず利点と欠点を理解してから使うようにしてください。
ここ最近楽天銀行を使うことが多くなっていますので当オフィスでも必ず説明しています。
もしネット銀行を上手に使いたかったらお問い合わせください。
永野FPオフィス 通話無料 0120−929−943 担当 FP永野 修