ハウスメーカーの見積もりの法則
このFPと言う仕事をしていると世の中には様々な法則を見ることができます。例えば代表的なものは80対20の法則でパレートの法則と言われるものです。
概して多数が支持するものは間違っており少数派の方が正しかったりします。株式投資を見ているとそうですね。みんなが前のめりで買いに入ると暴落がきたりします。今回のコロナの暴落はいい例です。
多数が勝つのは選挙と多数決くらいと言っても過言ではないのではと思ったりします。このようにはっきりした法則だけではなく、一般の人は知らないけどわかるものもあります。
その1つがハウスメーカーの見積もりの法則です。
今回はマイホームを購入する上でまともなセールスに出会うと言うのはとても重要なことです。そのセールスを見抜くにはどうしたらいいのか
そんなお話を今日はします。
ライフプランで予算を決める
マイホームを購入するときには必ずライフプランを作成した上で限界の予算を決めます。今では私たちFPだけではなくハウスメーカーでもソフトを使って作成する会社もあります。
ここで注意が必要です。ハウスメーカーは売れさえすればいいのです。1番都合がいい夫婦ともに健康で給料があがるというプランのみで作成する会社が大半です。
そう、まず1つ目はライフプランを1つしか作らないセールスは信用してはいけないのです。当たり前のことですが人生山り谷ありです。
夫が入院したら?妻が働けなくなったら?など様ざなまことを考慮に入れたシミュレーションを作成して安全な予算を作成する必要があります。
くれぐれもプロのFPでもない素人が作成したソフトを動かしただけのプランを信用してはいけません。
予算額を正直に言ってはいけない
ハウスメーカーに行くと様々なことを聞かれます。好みの家とか土地のことなどです。もう1つ重要なことを聞かれます。それは『予算』です。
最初に話したライフプランを作成して予算を決めているお客様と適当に決めているお客様がいます。どちらの場合もそうですが1つ知っておくことがあります。
それは『予算は少なめに言うこと』です。
なぜ予算が決まっているのに少なめに言う必要があるのか?それはセールスは『必ず』お客様から聞いた予算より大きな金額の見積もりを出してくるからです。そう、『必ず』です。
例えば先日のお客様ではマイホームの予算を3500万円から4000万円くらいにしましょうと決めました。当然お客様には予算を聞かれたら『3500万円と言ってください』と言っておきました。
しかしそれを忘れてハウスメーカーに予算を『4000万円』と言ってしまいました。すると見事なまでに4500万円の見積もりが出てきました。
思わず『またか』と笑ってしまいましたがセールスが決して人の話を聞いていないと言うわけではありません。彼らからするとそれが『普通の仕事』なのです。
つまりセールスに予算を聞かれたら『少なめに言う』と言うのが正解なのです。それでちょうどいいくらいなのです。先ほどの例で言えば3500万円と言っておけば予算ないの4000万円で見積もりが出てきたはずなのです。
こうして多くのお客様は決めた予算があるにも関わらずセールスに見事なまでに欲望を引き出されて予算オーバーの家を買うことになるのです。
自分の人生が本当に大事ならしっかりと予算を考えてくれるセールスを選びたいところですね。でも本当に少ないです。
当オフィスではお客様と決めた予算ないで収まるように工夫しています。土地選びからハウスメーカー、設計士選びなどこうした予算内で納めてくれる優良なところを紹介できたりします。
ぜひご利用ください。
助太刀いたす!マイホーム購入 FP×坂本達哉建築設計事務所
通話無料 0120−929−943 担当FP 永野 修