金利競争の激化要因の2行
初めまして永野FPオフィスの代表FP永野です
クレジット会社でローン審査を17年やってきた経験をもとにお客様の住宅ローン審査をアドバイスしているFPです。マイホーム相談に携わって10年になります。住宅ローン審査の専門家として審査が通らなかったお客様でも多くの方がマイホーム購入できたと喜んでいただいております。
住宅ローンの変動金利は金利競争が激しくなる一途です。以前は楽天銀行と住信SBIネット銀行で競っていました。しかし楽天銀行が金利競争から脱落した感があります
楽天銀行の金利が現在0.55%であるのに対して住信SBIネット銀行の金利は0.32%となっています。(令和5年6月現在)
金利が上がる楽天銀行に変わるように金利競争に打って出たのはAuじぶん銀行の住宅ローンでこちらもまたキャンペーン金利を使って0.219%や0.319%となっておりかなりの低金利となっています。
誰でもがこの金利が使えるのであればそれは全く問題ないのですがここ熊本では土地の担保評価の問題もありなかなか利用するのは大変です。
そうなのです!
住宅ローンは審査が通って初めて利用価値が生まれるわけでどんなに金利が低いとHPで出ていたところで利用できない方が多くそのローンには価値はないのです。
またHPに出ている金利を利用できると決まったわけではありません。審査によっては適用金利はHP記載の金利より高く審査結果が出ることもありますのでお気をつけください。
またこの2つの銀行が1番低いわけではない可能性があります。あくまでHPに出ている金利を言っているに過ぎず実は各銀行で『裏金利』というものもあったりしてこの2つより低い金利が提供される場合もあります。
今回この2行の審査が通りそうなお客様がいましたのでこの2行を比較してみようかと思います。もちろん審査が通る前提となっています。
住信SBIネット銀行は3大疾病の団信
まずはこの2行の違いを明確にしておきたい。大きな違いは3つです。1つは団信、もう1つはつなぎ融資、もう1つはもちろん金利となります。そのうち団信と金利を数値化してみてみます。
まずは金利の違いですが今回はAUで電気・スマホ割引を使用しないことにします。理由はスマホなら格安スマホを利用した方が安くなるためです。また2年縛りでさえ問題になっておるのに35年縛りなんてちょっと無理というものだからです。
その条件で言えば単純比較ではほぼ変わりないです。SBIが0.32%とAUが0.319%となっていますが団信の上乗せ金利が40歳以降では2行では違います。特に住信SBIネット銀行の団信は40歳以降では上乗せ金利が3大疾病50%で0.25%、100%で0.4%となっています。
それに対してAUじぶん銀行ではガン団信で年齢に関係なく(50歳までですが)通常のガン団信50%は上乗せ金利なしで100%になる場合には0.1%となっています。審査によっては違う可能性があるようです。
この状態での比較を表にしてみました。がん団信ー3大疾病を50%と100%での比較です。安心安全をとるのであれば月6000円程度の違いであっても住信SBIを取りたいところですが1円でも安い方がいいかたはAUでしょうね。
つなぎ融資は双方あり
団信と上乗せ金利の違いで差が生まれていますがこのくらいであればお客様がどう考えるかの問題と言えます。問題はそのほかの使い勝手の問題です。
もう1つの違いであるつなぎ融資に関してです。住信SBIは熊本では島根銀行のつなぎ融資を使っております。それに対してAUはアプラスのブリッジローンです。
この2つの違いは金利はアプラスの方が若干低いのですがつなぎ融資の団信に関してはアプラスが上乗せ金利をすれば利用できるのに対して島根銀行のつなぎ融資は使えないです。
利便性はSBIの方がいいのですが数字関係(金利)や団信付帯可能などに対してはAUに軍配が上がります。こう考えると40歳過ぎてからのこの2つの比較は3大疾病がいいならSBI、経済的優位性ならAUと言えます。
ただし審査はSBIの方が通りやすいと認識しています(私見)。ちなみに今回の私のお客様はSBIを選びました。その理由は40歳を過ぎるとやはり団信に大きな魅力を感じること、内容的に6000円の差なら安全を選びたいということでした。
今回は4お歳以上でしたがこれが50歳の方でしたらAUのガン団信は付帯できないですがSBIの3大疾病団信は付帯できる(健康による)のでまずますSBIの安全的な面で優位性が高くなると思われます。
いかがでしたでしょうか。まずは審査が通らないと話になりませんのでそこからスタートしてマイホーム購入をしていきませんか?
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