本を読んだら人生が変わるのか?
努力は人を裏切らない。とよく言われます。サラリーマンを退職してから約10年。FPとして独立して7年。その実感として考えていることがあります。
それは・・・努力にはルールがある。ということです。
そう、このルールに外れた『努力』は人を平気で裏切ります。それはどういうことか。であればどうすればいいのか。
今回は私FP永野が考える努力のルールを説明します。
なぜ読書をするのか
私は通常テレビというものはほとんど見ないがその分読書をするようにしています。そのせいか最近お客様からどんな本を読めばいいですか?と聞かれることが多くなってきました。
読書に何を期待しているのでしょうか。知識力?想像力?それとも語彙能力?どれも仕事には必須と言えるスキルです。最近こんなスキルさえ持っていない人が多いように感じます。
実際に以前の私もその1人だったと思います。引越しの時に全部捨ててしまいましたが押入れの中にあった本は今なら絶対に読まない本のオンパレードでした。
本は常日頃読んでいたのです。ですが読む本の筋が悪かったということで努力のルールを知らないと『努力は人を平気で裏切る』ということです。
また読書で大事なのは本を読むことではなく日常の暮らしの時間の中に読書タイムを作ることです。そう、たまに、ではなくいつも読書をすることが大事なのです。
そして読む本を選ぶこと。巷にあるようなHOW-TO本を読むのではなく、ロングセラーと言われる名著や古典、小説を読むのです。
その本を毎日ただ読むのではなくて背景や感情などを意識して読むことにより想像力や発想力が自然と身についていくものですぐに身につくものではありません。
ということは努力のルールとは考えることから始まりそれを毎日繰り返すことにより徐々に効果が出てくることなのです。
だからこそルール通りの努力ができない人が多いし、それができるようになった暁には他人とは比較できないような効果を見ることができる。そんなことを考えています。
野球部の練習も同じ
我が家の息子が野球部なので必然的に家でも野球の話をすることが多いです。よく見ていると何やら努力のルール通りにやっていないような気がして心配になりますが全く口出しはしません。
打てるようになりたい。レギュラーになりたい。これは野球をやる人なら誰でも持っていることです。そのために毎日毎日素振りをするわけですがただ毎日やっても意味がないように思います。
もし毎日やるのであれば努力のルール通りにやる必要があります。まずは正しいスイングを考えてそれを頭の中に叩き込む。目をつぶってもそのスイングが想像できるくらいまで空想する。
そして空想できるようになったバッティングフォームの通りに身体を動かして素振りをする。繰り返し繰り返し毎日素振りをする。
徐々にしか効果が出ないと思いますが理想のスイング、打てるスイングに近づき念願のレギュラーになれるのではないでしょうか。
こうした努力のルール通りやっている人は必ず野球などでは成果が出なくても仕事など他のところで成果が出ます。
そう、ルール通りにやる努力は人を絶対に裏切らないのです。それを開業して7年目の今、実感しています。
昨日より今日、前に進む。
自分を変えたい、成果を変えたいという人はきっとたくさんいることでしょう。FPでのそうです。保険屋さんがたくさんFPと名乗って理想である相談業務をしたいと願います。
それには努力のルール通りの日常が必要です。努力で問題なのはルール通りでなくても誰も間違っていると教えてくれないことです。
また正しい努力をしてもいつ成果が出るか、どのくらい成果が出るかは全くわかりません。だから続けることができないのです。日常にすることができないのです。
それゆえ元の自分に戻っていき、FPで相談業務を志したにもかかわらず元の保険屋さんに戻っていくしかないのです。努力ができることもまた1つの才能なのです。
その才能を持っているのであれば正しいルール通りの努力、つまり考えて日常を送ることをして欲しいと思うのです。