ネット銀行を何件も使って思うこと
今、オフィスの机に座って考えています。なんでハウスメーカーはセールスのプロなのに知らないのだろう?プロなら知っていて当たり前ではないのか?そんな言葉が頭を巡っています。
なんのことかというとそれは住宅ローンでネット銀行を利用することです。
マンションや建売なら難しくはないのですが土地を購入して建物を建てる場合に熊本では急に難易度が上がるのです。
その結果、ある人はあまりの面倒くささに挫折し、ある人は時間が足らなくなり金利の高いローンへ、そしてまたある人は審査の通らないネット銀行に申し込んだために使えずに断念したようです。
とにかく熊本では住宅ローンでネット銀行を使うのはハードルが高いようです。それでもせっかくのマイホーム購入です。金利で住宅ローンを選びたい人もたくさんいます。
今回はそんな人のためにどうしてハードルが高いのか、どうやったら変動金利で0.5%程度のネット銀行を使って住宅を購入できるのかを経験をもとに説明していきます。
熊本でネット銀行の難易度が高い理由
お客様が土地を決め、次に建物を建てるハウスメーカーを決めるのですが当オフィスではハウスメーカーが決まったらお客様と一緒に同行させてもらっています。
その時にお客様が『ネット銀行を使いたい』とハウスメーカーのセールスに言うとどういう反応をするか知っていますか?そう、そのセールスは困ったような顔をするのです。
その理由はなぜかわかりますか?そうです。ネット銀行の住宅ローンのことを詳しく知らないのです。どうも使ったことがないようでわからないのです。なので次にこんな言葉が出てきます。
『こちらの銀行を使った方がスムーズですよ』
そう言って提携ローンの案内をするのです。金利は0.9%程度です。0.5%から考えれば約2倍です。
これが熊本でネット銀行の低金利ローンを使うハードルを上げているのです。ですが本当に困ったことにネット銀行を使うときはこの『セールス』や『ハウスメーカー』の協力がどうしても必要なのです。
土地から購入しても建築でネット銀行を使う場合にはハウスメーカーにお願いする必要書類が幾つかあるからです。
必要書類に関してお客様も当然初めてのマイホーム購入なのでよくわかりません。その上ネット銀行の場合ハウスメーカーもよくわかってないというわかってない同士なのでうまく進まないのです。
そうこうしているうちに土地の決済の時間が来てしまいタイムアップ。ネット銀行を使いたくても使えずにハウスメーカーの思惑通りに提携ローンを使うなんてことも。
提携ローンとネット銀行の差がどんなに大きくてもハウスメーカーには関係がないのです。ハウスメーカーは売れればいいようでなおかつ自分たちの負担にならなければいい。そんな感じです、
それを目の前で見てしますので冒頭の住宅を販売するプロなら知っていてもいいのでは?というジレンマを抱えてしまうのです。ご理解いただけたかと思います。
それでも熊本でネット銀行を使うには
ネット銀行を使う問題点は上記で書いた通りです。それでも金利0.5%は魅力的だ。どうしても使いたいという方のために当オフィスの経験上の話をいたします。
1、とにかく早くからネット銀行対策をする 2、必要書類の協力をハウスメーカーにすること 3、必要書類のリストを作成してチェックしていくこと
まずは仮審査を早いところしましょう。回答はすぐに来ます。仮審査をしたらすぐにハウスメーカーに協力が必要な書類のお願いをしましょう。ここが肝であり1番時間がかかるところです。
ハウスメーカーによってはなかなか動いてくれない場合もよくあります。私の場合は見本を作ってますのでこれをお願いしますと電話やメールで催促します。
次に本審査の申込書が届きますがこの時までには役所と法務局関係の書類の徴収は終われせておきましょう。住民票や所得証明などは役所で、法務局での書類に関しては今やネットで取得できる時代です。
そこまで終わればあとは申込書を記入しハウスメーカーからの必要書類を待つだけです。当オフィスのようにチェックリストを作って管理していきましょう。
とにかく早くしないと時間切れ終了になります。ネット銀行の手続きは最低でも1ヶ月半はかかります。だからこそスピードが勝負の鍵を握りますし必要書類を揃える正確性も同時に要求されます。
当然のことですがネット銀行だけでなく受験で言う滑り止めのような感じで提携ローンも申し込みを忘れないようにしてください。
ネット銀行は金利が安いだけあって審査も厳し目です。金利は高いですが団体信用保険などを加味すれば、と考れば提携銀行でもと諦めがつきます。
以上は主な注意点になります。とにかく自分でやる場合にはお客様が主体になって進める必要があります。さて、自分でできますでしょうか?
もしご自分でできない、でも金利が安いネット銀行を使いたいと思ったらご相談ください。
永野FPオフィス 通話無料 0120−929−943 担当 FP永野 修