本日は土地決済で銀行へ
本日は4月14日。そうです。あの熊本地震からちょうど1年。得体の知れない揺れを体験したことはこの後の人生を一変させるほどの破壊力がありました。
FP永野の本日はメインはお客様の土地の決済です。これもお客様からよく質問をいただくことです。
『仕事休まないといけないの?』 『銀行で何するの?』 『どのくらい時間がかかるの?』
今回は土地の決済に関して説明していきます。
まずは土地を購入して建物の金額が決まると住宅ローンの申込をすることになります。仮審査をして承認が下りると次に本審査に入っていきます。
所得証明や住民票、土地の売買契約書や重要事項説明書、建物の請負契約書などの書類を揃えて本審査の申込をします。
銀行で全員集合
本審査が承認になると今回私が参加した決済になります。決済とはもちろん土地の売買代金を支払い売主から買主に所有権を変更する手続きをすることです。
通常は銀行の会議室をお借りして関係者が集まります。参加は買主(お客様)と売主の他、土地仲介業者、司法書士となります。
本日はまずお客様と司法書士の間で登記に関する書類の署名、捺印をしていきました。次に売主と司法書士とで所有権移転のための書類に署名捺印。
司法書士が所有権移転の書類を再度チェックして問題がなければ銀行に決済の依頼をします。つまり住宅ローンの実行です。
まずは銀行からお客様に住宅ローンの資金が入金されます。今回はお客様に入金になった後すぐにお客様から各人にお金が支払われていきました。
お客様 → 売主 (土地代金)(固定資産税) → 不動産屋(土地仲介手数料) → 司法書士(登記手数料)
時間はどのくらいかかるのか
銀行からお客様の口座に入金されてからお客様は3者に支払いをするために出金伝票に金額を記入して銀行員に手渡します。
銀行員が現金を持ってくるまで今回は30分くらいでしたが長い時は1時間くらいかかります。銀行員が持ってきた現金をそれぞれに渡します。
金額を確認して間違いなければ各人が領収書をお客様にわたして終わりとなります。後日司法書士より所有権が移転した登記簿を渡されます。
お客様はこの後、建物の着手金を工務店に振り込んでいました。これですべて終了です。
13時半から始まり14時半くらいまでかかりましたので約1時間くらいでした。お客様はやはり本日勤務を休んだようですがお客様によっては午後から休む方もいます。
なぜFPである私が呼ばれたのか
いつもではないのですが土地の決済で銀行にいくことがあります。ではなぜ一見関係がなさそうなFPである永野が呼ばれたのか。
お客様もやはり不安で心細いのです。銀行の会議室なんて普段はいかないです、その上、司法書士や銀行員、売主、不動産屋さんが揃って何やらやり取りをするのです。
何が起こるのか不安になるのも無理はないところです。そこで資金計画の段階から一緒にお手伝いしてきた私に同席を依頼するのです。
もっとも私にもメリットがあります。それはやはりマイホーム購入に資金計画から引き渡しまでお手伝いするにはこのような購入までの仕組みを理解しておく必要があるのです。
こうして熊本地震から1年の本日が終わりました。