なぜそんなに高い家を買うのか?
本日は令和2年6月ですがコロナの自粛がようやく終わりました。そのせいでしょうか?住宅ローン相談の連絡を立て続けにいただき急激に忙しくなっています。
コロナの影響で住宅の売れ行きも芳しくないことから地震後金額が上昇していたマイホームコストも少しは安くなればいいなと思ってお客様の見積もりを見ていますが残念ながらそんなことはないようです。
例えば住宅一括見積もりというものがネット上にあったとしましょう。そこに入力してハウスメーカー数社から返信があったとします。
ではこの一括見積もりのシステムを主催している会社はどこから収入をもらっているのでしょうか?通常は紹介したハウスメーカーでしょう。
ではそのハウスメーカーは支払った紹介料はどこから出るのでしょうか?あるメーカーは自社の利益から出します。あるメーカーはお客様の見積もりにその金額を乗っけます。
あなたがハウスメーカーならどうしますか?3000万円で3%なら90万円、4%なら120万円です。そう考えたらあなたのマイホーム購入方法はおのずから決まるはずです。
誰が悪いのではなく自分がそんなことすら考えなかったことに問題があり、システムやハウスメーカーが悪いのではありません。そういうことを考えることがマイホーム購入では必要です。
では本日のテーマですが住宅ローンの3大疾病は必要か、です。
住宅ローンの3大疾病は銀行で違う
住宅ローンを検討している時によく出てくる話がいくつかあります。例えば金利です。高いより低いほうがいいのですがいまだに比較すらしない人が多いのには驚きます。
次に変動金利か固定金利、どちらにするかですが同じくらい悩むことに住宅ローンの団体信用保険で3大疾病保障をつけるかどうかというのがあります。
金利が上乗せになるので敬遠するお客様もいますが安心を求めるお客様にとってはかなり重要な特約であり、それによって今後のライフプランが変わってきます。
ですがこの3大疾病保障ですが銀行によって違うのはご存知でしょうか。
この住宅ローンの3大疾病というのはもしこれに該当すればその後に住宅ローンを支払うことなく家族がそのまま住宅に住むことができるのですが必ずしも該当しないという欠点もあります。
仕事ですので毎日毎日各銀行の住宅ローンの団体信用保険を見ていると大きく分けてですが3種類あることに気がつきます。そのキーワードは所定の状態です。
1番オーソドックスなものが例えば熊本銀行の3大疾病です。
ここにある文章にある『所定の状態』を読んでみると急性心筋梗塞では労働制限、脳卒中の場合は後遺症とだけあります。ただ3大疾病保障の特徴として悪性新生物(がん)はいいのですが他の2つは症状が軽ければこれに該当しない可能性があります。これがよくある3大疾病保障です。
ところが肥後銀行の3大疾病保障のみるとこうなっています。
同じく所定の状態を見てみると熊本銀行 との違いでは『手術』という文言が見えます。つまり手術を受けた場合にも対象になるのです。これは大きな違いです。
また他の銀行の場合では手術ではなく『入院』となっている場合もあります。というように銀行によって上乗せ金利も違うのですが内容も違うということもあります。
だから3大疾病が心配な方はここまで見てから住宅ローンを決める必要があるのです。
住宅ローンの3大疾病は本当に必要なのか
本題ですがでは住宅ローンの団体信用保険で3大疾病は本当に必要なのでしょうか?私が答える場合に予算が許せばつけたほうがいいと話しています。というかなんでもないよりあったほうがいいからです。
ではその予算ですが詳しくはライフプランを作成の上で決めていますが3大疾病をつけた場合にどのくらい月の支払いが上がるのかを見てみます。
3500万円 0.725% 35年 94378円 3大疾病あり 1、025% 35年 99208円 差額 4830円 合計202万円
これを見て大きいと思うのか必要と思うのかで変わると思います。ですが何れにしてもそれは住宅ローンでもそうですが比較検討してから決めればいいことです。
その上で経済的面をとるのであれば不要、安心をとるのであれば必要ということでいいのではないかと思います。
ですがその結果、どんな病気になるかは誰もわかっていませんが3大疾病になって収入が減少したりとまっても住宅ローンの支払いさえなければ生きていけるという人にはこれ以上の保障はないのでは。
やはりマイホームを購入したとしても教育費や老後資金への備えは当然必要ですし、それ以上にお金の大小は心のゆとりと云う精神安定剤代わりもしますからね。
ストレスのない生活って結構大事だと思うのです。
もしこういったマイホーム購入から住宅ローン金利、団体信用保険のアドバイスが欲しい方はご相談ください。
通話無料 0120−929−943 担当FP 永野 修
*無料相談や電話相談は一切しておりません、ご承知ください。