ローンが通らない
マイホームを建てると言ってもどこの会社にお願いするかは大いに悩むポイントです。なにぶん多くの方は初めてマイホームを購入するのでその勝手がわからないものです。
またハウスメーカーもセールスによってはリピートがない商品ということで『え?』というようなことを平気で言ったりやったりする方がいます。
今回はその中でもFPである私が走り回ったという事案を紹介します。マイホームを購入する方の参考になればと思ってのブログです。
依頼内容は『住宅ローンが通らない』でした。
まずは工務店に出向き内容を確認。仮審査での否決ですからそれなりの理由があるはずです。しかし見た瞬間に通らない理由はわかりましたしちょっと工夫すれば通るので仕事を引き受けました。
予定通り仮審査を通して本審査をするために書類を揃えるのですがここから問題が次々と発生していきました。なかなか書類が揃わないのです。
その理由は不動産屋さん、工務店ともにマイホーム建築に携わった経験がとても少ないのです。不動産屋さんに至っては賃貸専門でした。
初めて土地販売をします
住宅ローンの審査はまずは仮審査をします。そこで承認になったら今度は土地や建物の契約書を揃えての本審査となります。
本審査の書類で必要な土地の売買契約書や重要事項説明書がなかなか私の手元に来ないのです。何度か電話してようやくきたと思ったら問題が発生しました。
中身が入れ替わっているのです。
どういうことかというと売買契約書の途中から重要事項説明書の文言が混じっているのです。つまり契約書をプリントアウトした後になぜか混じり合ってしまったのです。
中身が間違っているので当然作り直しです。再作成をお願いして捺印もお願いしたのですがこれまたなかなか書類が来ない。仕方なしに私が間に入って捺印をもらいにいきました。
本審査が通りましたので依頼は無事に終わりお仕事は終了のはずでした。しかしその後も問題は続き結果的に関わることになっていきました。
お金が足りない
本審査がようやく通り次はつなぎ融資です。銀行の予約も手配したので後は工務店に任せたのですがこれまた失敗でした。
どこで失敗がわかったかというと最後です。つなぎ融資で着手金、中間金と支払ったあとでいよいよ引き渡し日が決まり決済のための金銭消費貸借契約が終わった時です。
また電話が来ました。どうやら最終的に工務店に支払うお金が足りないらしいのです。ちゃんと計算してお話ししたはずなのでそんなわけはないです。
しかしお金が足りないというのは事実のようなので銀行にどこで間違えたのか確認しました。するとつなぎ融資の土地決済でつなぎ融資の手数料や金利負担分をすべて融資を受けてしまったようなのです。
そして自分の手持ちのお金は使ってしまったとのことです。最後まで管理すればよかったと後悔が残ります。相手は不慣れなのはわかっていたのに、です。
こうして知らないというだけでお客様は不自由なことが発生してしまうのがマイホーム購入なのです。これを言われるがままにやっているのです。
怖くないですか?こうして老後資金が犠牲になっていくのです。
マイホーム購入相談 通話無料 0120−929−943 担当FP 永野 修