お子様の教育資金が心配な方へ
令和3年の5連休ゴールデンウイークも終わりました。今年は相談が2件と少なめでしたので事務所の片付けと自宅キッチンの大掃除をしていました。
玄関に立ちながらどんなレイアウトにしたらお客様の目から見て期待感が出るかななど考えながら模様替えをしていました。その結果欲しいものが出てきました。
それは『スタンディングデスク』です。これからのFPはオフィスの見栄えってZoomなどで映るので重要だと思うのですよね。次は絶対に買うぞ!
模様替えともう1つやっていたのでこの1年どんなお客様が多かったのかを調べていました。するとある傾向が見えます。もちろん公務員が多いというのがあるのですが他にも類似性がありました。
その1つが『お子様が3人以上の家族』です。
お子様が3人、4人いらっしゃるとやはり心配なのは教育資金のことです。住宅ローンの支払いをしてでもお子様の大学への進学資金は大丈夫なのかは深刻な話です。
ではお子様が3人以上の場合どんなことに注意してマイホーム購入をしたらいいかのお話をします。
ライフプランはプロの手で
お子様が多い家族のマイホーム購入ということの特徴は何かというと先にあげた教育資金の心配ですがそれに加えてやはり部屋数が必要なことからマイホームコストが高くなりがちです。
お子様が小さいうちはいいのですがさすがに中学生、高校生になって部屋が狭いと勉強に差し障りが出ることも。リビングに勉強スペースを作る方もいますがそれならそれでリビングに広さが必要です。
それでも賃貸での生活が長い私から言わせていただければお子様が多ければ多いほどマイホームの方がストレスが少なくなり暮らしやすいのは間違いないところです。
そうなると教育資金はいくらかかるのかが重要なテーマになりますが当オフィスでは私が自分の子供でかかっている費用を参考にしていただいています。
我が家の場合、子どもが2人いますが東京の文系私立大学と地元熊本の理系私立大学に通わせています。教育資金は驚くほどかかっています。
例えばこれが東京私立大学での初年度にかかった資金です。(汚い字で申し訳ありません!)ざっと256万円です。
下の子どもは地元なのでアパート代が必要ないので少し楽です。それでも入学金など初回に納めた資金は100万円近くになります。これに通学費などを合わせるときっと初年度は180万円を超えると思われます。
これらを加味してマイホーム購入をするのですからハウスメーカーや保険屋さんなどが作るライフプランでは心許ないというもの。
しっかりとしたライフプランを作成した上で総予算を決めてからハウスメーカーや工務店と話をしたいものです。反対にそうしないといたずらにマイホーム予算が上がっていきます。気をつけてください。
住宅ローンはどうすればいい?
お子様の教育資金と建物の部屋数が増えることを考えると住宅ローンの選び方は2通りが考えられます。1つは金利重視です。
金利重視なら候補に上がるのはもちろん金利0.4%台のネット銀行になります。熊本なら地元の地方銀行との比較なら150万円くらいの差になることでしょう。
この150万円はマイホームコストとしてはとても大きく利用できるなら積極的に利用したいところです。しかしネット銀行には金利が低いというメリットがありますがデメリットもあります。
それは地元地方銀行と比較すると大きく分けて3つになります。
1、審査が厳しい 2、手続きがめんどくさい 3、手数料が高い
しかしこのデメリットを乗り越えて得られる低金利の効果はとても大きいものがあります。ぜひ候補に入れてください。
住宅ローンでは低金利ローンの他にもう1つ方法があります。それは肥後銀行や熊本銀行を使う場合に団体信用保険が充実しているのでそれを利用する方法です。
団体信用保険は銀行によって変わりますがこの2つの銀行の特徴はがん団信です。がん(悪性新生物)と診断されたら住宅ローンの支払いなしにそのまま住むことができます。
つまり万が一がんになったら住宅ローンの支払いをそのまま教育資金に当てることが可能になります。また医療保険の機能も一時金として10万円などがあるので保険の見直し効果も期待できます。
月に1万、2万円くらいですがそれが積み重なると教育資金や老後資金には大きな影響があります。
建物の金額に1番気をつける
ネット銀行や保険見直し効果も重要ですがそれでも建物の金額が大きくなっては効果も半減以下になってしまいます。ハウスメーカーのセールスに乗せられたり大手ハウスメーカーで購入すれば上記の努力は無になります。
ということで1番気をつけるのは建物の金額ということになります。建物選びが変われば同じ大きさでも平気で2、300万円変わってきます。
ここではライフプランを作成してマイホームの予算を出していますので相手のこの金額でお願いするのがいいです。当然セールスも成績がありますので最初無視してきます。
そこをお子様の教育資金のためと考えて『予算通りで!』と言いましょう。それで初めてセールスは頭を使って工夫してくれます。
1、ライフプランをプロの手で作り予算を出す
2、建物をできる限り予算通りで収める
3、ネット銀行や保険の見直しで効果を出す。
これがいつも当オフィスでやっていることです。いかがでしょうか。そんなに難しくないことですが自分でやろうとするとわからないこともあるかと思います。
そんな時がご相談ください。
永野FPオフィスのマイホーム相談 通話無料 0120−929−943 担当FP 永野 修