誰が本物なのか、誰が間違っているのか
あなたの身に震災が起こったらまず何をすればいいのかわかりますか。もちろん生きることです。こういうと簡単に聞こえるかもしれませんが震災当時は必死でした。
今は少しですが落ち着きを取り戻しつつありますが問題は次のステージに移りつつあるように思います。それは何かといえば被災した家をどうするか、です。
みんな悩んでいます。住宅メーカーに行けば建て直した方がいいと言われるに決まっていますし、本人たちもできることなら震災で傷んだ家を建て直ししたい。ですが金銭的に大丈夫なのかどうかと心配は尽きません。
FPである私がお客様やご近所でどうしていいのかわからない方に案内していたのが『罹災証明書』と『地震保険』の申請でした。罹災証明は役所へ、地震保険は保険会社もしくは代理店に電話をすればいいのですが知らない人はどうしたらいいかわからないですよね。
なぜ罹災証明書と地震保険の申請を急いだのか。それは建て直すにしても大金が必要になってきます。修理するにしても罹災証明は重要な『資金源』です。国は市町村からの補助は罹災証明で決まるからです。一部損でなったくしないのはこれが理由です。『地震保険』は言うまでもないですね。
さて次です。
建て直すのか、修理するのかでみんな悩んでいます。
『誰に相談したらいいのかわからない』
これが1番お客様に言われた言葉です。建て直すにしても本当にお金は大丈夫なのか、どこのメーカー、工務店で家を建てたらいいのか、修理するなら信頼できるリフォーム屋さんは誰なのか。本当にお客様の悩みは尽きません。
今回は被災後にどんな相談を多く頂いているのかを説明します。
通常の住宅購入とは違う被災住宅の建て直し
通常の建て直しであればまずは資金計画を立ててからどこで家を建てるかを決めてそこで撤去もお願いしてしまいます。そして一時的にアパートなどに引っ越し家が完成したら移り住めばいいのです。
しかし今回はこの特殊な状況下です。もし罹災証明で半損であれば撤去費用が国や市町村の資金でできるかもしれないから動けない事態を作り出しています。
熊本震災で被災して家屋の撤去についてー熊本市役所
となると罹災証明は一部損ではダメなので一次審査で一部損と言われても再調査を望むことが必要であったりします。もちろん対して壊れていない住宅であればそれは無駄なことなので止めましょう。ですがもし半損になれば資金的に大きなメリットになります。
撤去費用でいるはずだった100万円以上のお金が節約できるわけです。
また今回の地震を経験して多くのお客様は地震に強い住宅や平屋を望まれています。ですがそんな噂のあるメーカーの展示場に行ってみたものの金額が高くてとてもではないがこのメーカでは建てることはできない。どうしたらいいのだろうか。
また地震保険に関してもどうしていいかわからないが、保険屋さんに聞けばもっと多くの金額をかけておいた方がいいと言われるに決めっているので聞くに聞けない。そもそも誰に聞いたらいいのかさえわからない。そんな悩みを聞いたお客様が紹介してくれて私と会ったわけです。
震災の悩みから次第に人生相談に
もっとも震災がなくても悩みのない人はこの世の中には存在しません。ただ誰にでも言えないのです。近くの人にも言えないし、家族・知人にも知られたくない。特にお金の悩みはできる限り言いたくない。あなたも同じ気持ちではないでしょうか。
この震災での保険や罹災証明、被災した車の修理から始まり最後は元から会ったお悩みの相談となるケースが多いです。それだけ信用できる人を探している証拠なのでしょうし、言いたいことを言えない、相談したいが誰に相談してらいいのかわからなかったようです。
答えはお客様が持っているのでもっぱら聞き役になりますが、すっきりして帰られるお客様の姿が印象的です。保険屋さんでもなく、住宅メーカーでもない。FPというお金のプロでありお客様からの相談業務を主にしている私のような存在は役に立っているという実感があります。
震災でみんな悩んでいます。1人で悩んでいても何も解決しないです。お困りの方はご相談ください。あなたの力になれることでしょう。相談に来られた方が皆そう言われて帰られましたからね。
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ファイナンシャルプランナー、1級建築士、司法書士、行政書士、不動産コンサルタントなど幅広くかつ優秀な人脈であなたの夢とお悩みを解決します。