
目次
夫が住宅ローン審査に落ちた!

「住宅ローンの審査に落ちてしまった…もう家は買えないの?」
審査に落ちるとこのように不安になりますよね。当オフィスに相談するお客様もみんなそうです。実は審査に通らなくても「別の方法で家を買える」可能性があります。
この記事で解説する「裏ワザ」と「注意点」を知ることで、この不安な状況を解決する最短ルートが見えてきます。
今回のブログは『夫が審査に通らない場合での審査を通す方法と注意点です
永野FPオフィスとは
当オフィスの住宅ローン相談の特徴は、『住宅ローンで失敗をしたくないお客様』と失敗の1つである『ローン落ちのリカバリー』を得意とすることです。
誰にでも失敗はありますが、これがこと住宅購入や住宅ローンとなると人生では致命傷となりかねないために慎重にしたいというのがお客様の希望です。
当オフィスはローン会社に勤務していた経験を活かしてお客様に失敗がなく、たとえ失敗をしてもリカバリーして夢のマイホームをお届けしたいと願っています。
夫が住宅ローン審査に通らない3つの主な理由
まずは夫が審査に落ちた理由をしっかりと把握することから始めます。もし夫で通る可能性があるのであればそれが1番いいです。
主に審査が通らない理由は以下の3つです。
- 個人信用情報(CICのAやP、異動情報)
- 年収・返済比率の問題
- 勤務形態や勤続年数、年齢
個人信用情報CICの問題
住宅ローンの審査が通らなかった時に、不動産屋さんやセールスの方から『CICを取得してください』と言われた方も多いはず
CICとはあなたの今までのクレジット利用歴のデータです。ただし完済してから5年を経過するとデータは消えます。つまり残金があるものと完済ご5年以内のデータとなります
わかることはたくさんありますが、何を買ってどこの金融機関のクレジットを使ったのか、いくらで何回払いだったか、そして支払いは正常に遅れることなく履行されているかがわかるものです。
ここでもし、異動情報がなく理由が入金状況の『A』や『P』の場合は特に裏ワザとか使わずに、審査が通るケースがありますので諦めないで、相談ください。スマホの異動情報も同じです。
年収や返済比率
返済比率とはローン価格に対する、収入と支出のバランスが取れているかをチェックするものです。金融機関より『返済比率オーバー』と言われた場合のことです
これも場合によっては改善可能なので諦める前に相談ください。適切な金融機関の住宅ローンを選ぶだけで審査が通る場合もあります。
例えば、物件を変えて借入額を減らしたり、返済負担率の高い金融機関、審査金利の低い金融機関にするなどです。
審査基準は金融機関によって大きく違いますので、審査が通る確率の高い金融機関を知っているのか、がポイントになります。
勤務形態や勤務年数
この場合もフラット35などを利用すれば改善される可能性もあります。ただし自営業者で開業して12月までに1年経っていない場合では翌年4月以降しか申し込みはできないことに注意してください。
ここで気がつくと思います。異動情報以外のでは審査をリカバリーできることが多いということです。返済比率やCIC次第で通る可能性があります
それでも夫で審査が通る可能性がないとなった場合は次の手段を考慮していきます。
夫が審査に通らなくても家を買える具体的な方法
上記のことを調べた結果、例えば夫のCICに異動情報があったので審査落ちしたという場合は、次の方法へと移っていきます。
次に簡単なのは夫の代わりに妻単独で審査が通るのか、です。
- 妻名義で住宅ローンを組む
- 妻がパート派遣社員などならフラット35を利用
- 親子リレーローンの利用
妻で住宅ローンを組む際の注意事項
妻が勤務していて、年収要件などを満たしているのであれば妻単独が次の手段になります。その際は返済比率の計算、CICの取得をしてから審査に臨んでください。
ここで1つ注意があります
金融機関から『夫はなぜ申込人ではないのでしょうか』と聞かれることがあります。この時の答えは持っておくようにしましょう。
中には妻単独では審査を受けない金融機関もあります。夫単独はOKですが、妻単独はNOという感じです。時代にそぐあないのですが、そういう金融機関は避けましょう
親子リレーローンで審査する
親子リレーローンとは親子リレー返済とは、お申込みご本人とその後継者が2世代で住宅ローンを返済していく制度です(フラット35より)
利用するケースは主に2通りあり、親が購入するときに子を連帯債務にして、支払い回数を連帯債務である子に合わす場合とこの年収が足りない時の収入合算です。
【親子リレー返済の後継者の要件(次の1~3までのすべての要件に当てはまる方)】
- 申込みご本人の子・孫等(申込みご本人の直系卑属)またはその配偶者で定期的収入のある方
- 申込時の年齢が満70歳未満の方
- 連帯債務者になる方(1名のみとなります。)
※申込みご本人の年齢にかかわらず、後継者の申込時の年齢をもとに借入期間をお選びいただけます。
フラット35より
夫が異動情報ありだと、審査を通してマイホームを購入するために取る手段は以下のどちらかになります
・申込人 夫の親
・連帯債務 妻
・申込人 妻の親
・連帯債務 妻
このどちらかを選ぶ形になります。なぜ一緒に居住しない親が申込人なのか。ここがリレーローン注意事項になります。
こうすることによって連帯債務の『子』の年齢で支払い回数が長期にできるというわけです。
妻が主婦の場合
親子リレーローンでは子が勤務または定期的な収入があることが条件になります。定期的な収入がない方は住宅ローン審査では対象外になります。(例外もあり)
ということは妻が主婦の場合はリレーローンでは対応できない場合があるので注意が必要です。
その他の手段はないのか?
夫で審査が通らない場合、今までのに3つの方法を案内してきました。この3つでなんとか審査が収まるとマイホーム購入ができます。
1、夫の審査リカバリー
2、妻単独
3、親子リレーローン
問題はここからです。この3つで収まらない場合は最後の手段を考えることになります。