本年も宜しくお願いします。
2016年も本日4日から仕事始めです。早速今月引き渡しになる住宅の段取りをしています。フラット35や火災保険、所有権登記、工務店への入金の手はずなどです。弊社ではお客様のすることは最小限にしてもったいないという名の失敗をしないようにしていただいています。
ではここでお客様からこんな質問を以前いただきました。『FPに住宅購入をお手伝いしていただくとどのくらい得するのか。』今日はその説明をします。
最初に答えを言っておきますと『100万円程度しか得にならないと判断したら弊社に依頼しない方がいい』です。
メリットとデメリットは?
まずはFPと言ってもたくさんの人がいます。例えば住宅展示場にいるような保険屋さんがFPと言っているケース。実はこれが1番多いです。あとは執筆、評論、資格講師などです。弊社はお客様への相談がメインとなっています。
また弊社のように金融機関に依存していない独立系FPもいれば保険会社や保険代理店の社員などの企業内FPもいます。そもそもFPとは『顧客の利益を最優先することにより顧客より報酬をもらう』人であることが求められており、その実現には特定の金融機関に属さないことが必要であるため弊社は独立系という形を取っています。
ではFPというか弊社に依頼いただくメリットは何か。それは無駄が省けることです。省ける無駄とは以下の3つになります。
1、お金のムダ 2、時間のムダ 3、思考のムダ
住宅資金のムダを省く
住宅購入には様々なところに資金が動きます。
1、住宅メーカーか工務店 2、火災保険などの保険代理店 3、住宅ローンなど銀行 4、登記のときの司法書士
実際に住宅購入するときに誰がやってくれると思いますか。そうです、住宅メーカーなどです。住宅ローン選びは誰に影響を受けたかというアンケートが以下のものです。つまり住宅ローンのプロが選んでいるのではないのです。
ではどうやっているのか。簡単です。知っている人を紹介していたりしているのです。そんな状況でリーズナブルな金融商品が選べるのでしょうか。
ではこれら金融に関わる商品などのムダが出ないようにするためにはどうしたらいいのでしょうか。もちろん相見積もりです。
ですがどうでしょうか。そんな面倒くさいことに時間を使いますか?住宅購入で多くの方にムダが多い理由がわかっていただけたと思います。
まずはしっかりした資金計画
住宅購入のイロハのイはなんと言っても資金計画です。ただライフプランを作ればいいのではありません。住宅購入に最適な家計の提案ができなければなりません。なぜなら住宅ローンを払いながらも教育資金や老後資金などの貯蓄もしなければいけないからです。
そんな時に住宅購入のみを考えたプランを作ったらどうでしょうか。きっと数年後に違和感を感じることでしょう。たとえば購入10年後を考えてください。お子様はいくつですか?その時の教育資金はいくら必要ですか?10年も経てば住宅もあちこち傷みなどでリフォームが必要になったりします。
10年後といえばちょうど住宅ローん控除が終わります。つまりこれまで支払ってこなかった所得税や少なかった住民税などの減税処置が終わり家計にその分がのしかかってきます。また火災保険だって10年満期になっています。もしかして日本の保険会社の定期付終身保険だったら更新で保険料のアップだって。
保険料を見直しただけでも月1万円家計が楽になれば1万円×12ヶ月=12万円、10年で120万円の効果です。35年だったら単純に420万円です。それに住宅にかかる様々な費用を合わせればどうでしょうか。
もしFPに依頼して100万円しか効果がないなら依頼しない方がいい、という意味がわかっていただけたと思います。
住宅ローンは0・625%の時代
平成28年1月にメガバンクは住宅ローンの変動金利を0.775%から0.625%に下げました。もちろん全ての方が使えるわけではありませんが、熊本で言われるがままにすれば0.985%です。その差は3000万円のローン金額で月に約5000円程度の差があります。
5000円×12ヶ月×35年=210万円
これでもまだ住宅資金を人任せにしますか。それとも最適かできるプロに頼みますか。この差はあなたの老後資金に全てツケとしてのしかかってきます。豊かな老後を考える方はFPの利用を考えてみてはいかがでしょうか。