銀行員に『何しに来たのですか?』と言われたあの日
業界には業界の常識があります。不動産屋さん、ハウスメーカー、銀行とまたがるこのマイホーム相談、住宅ローン相談ですがやはり慣習があります。
以前はそこにFPが入ることはなかったんのですが私はオーケストラの指揮者のように入って行きましたのでいろいろなことがありました。
例えばこんなことです。お客様の土地も決まり建物の請負契約が終わると次は住宅ローンの本審査となります。その前に仮審査をあるのですがハウスメーカーで購入した場合は提携ローンを勧められハウスメーカーで審査をしています。
そして仮審査が承認になると本審査となります。本審査は通常は銀行のローンセンターなどに行って手続きとなります。お客様からすると『本審査って何するの?』ですよね。
また工務店や設計士に依頼して家を建築すると場合によっては仮審査も本審査も自分でやることになるのですがこのときにお客様は『不安』になります。わからないんだけど、というわけです。
そう、人間はわからないことは『NO』であり『不安』なのです。当オフィスのお客様でも同じです。よく不安なので一緒に銀行に来てください、と言われます。
今から数年前、あるお客様がまだ若く不安がっていましたので一緒にある銀行のローンセンターに仮審査申込に行きました。そこでいきなりこう言われました
『FPの方が何しに来たのですか?』
私はすっかり勘違いしていたのです。お客様は初めてのマイホーム購入でわからないことでいっぱいです。家もそうですが契約ごと、特に土地の契約や住宅ローンの契約は不安がいっぱいです。
だからFPは一緒に銀行に行ってあげているのだろうと思っていたのです。ところがこの言葉を言われたのです。仮審査の申込用紙の記入が終わりその銀行員に質問をしてみました。
『FPの人はお客様と一緒に銀行には来ないのですか』
すると『今まで誰も来たことはありません』と。FPってそんなものなんだと思った次第です。でもその珍しさもあってかおかげでローンセンターの方と気軽に話せるようになりこの後の業務にやくに立ちました。
他のFPはどうか知りませんが当オフィスではお客様が不安であれば住宅ローンの契約はもちろんのこと土地の契約から建て売りを一緒にみに行ったりします。
FPと一緒に安全かついいマイホーム購入をしてみませんか?
通話無料 0120−929−943 担当FP 永野 修