ネット銀行は確かに金利は低いが
今年も残り数日となりました。コロナで始まりコロナで終わる。そんな印象が強い年でありオリンピックから成人式などまでイベントことごとく中止になっています。
そんな外出ができない中で一段と存在感が増したたのがネットと言えます。1人一台スマホをもっている時代でほぼ全てのことがスマホで完結できる世界になりました。
金融も同じです。住宅ローンはもとより運用も保険ももうネットで完結が当たり前の世界が目の前にきています。熊本の住宅ローン事情もやや時代遅れ感がありましたが流石にここにきて追いついてきたように感じます。
そう、ネット銀行の住宅ローン申し込みです。金利の低いネット銀行を使って最小の費用でマイホームを買いたいという方が増えているのです。
まあ、当たり前の流れといえばそうなのですがなにぶん現場サイドがついて行ってないので熊本で完全に普及するにはもうしばらくかかりますが確実にネット銀行の相談が増えています。
そこでネット銀行を使ってマイホームを購入したいという方に向けて少しお話をしたいと思います。土地と建物を別に購入する場合ネット銀行はやや難易度が高いですよ、ということです。
ネット銀行で気をつけること
今月(令和2年12月)も結構なお客様がネット銀行を使いたいといって相談に来られました。しかし残念ながらあまりにもネット銀行に関する情報がないためか多くの方が使えない状況でした。
なぜ使えないと感じたのか?その理由をここに挙げてみます。もうこの2つにつきます。本当にこのパターンが多いです。
1、土地が市街化調整区域 2、時間的に間に合わない
市街化調整区域ですが必ずしもネット銀行がやらないわけではありません。私自身も承認してもらったことが何度かあります。ですが中には厳しい結果になった方もいます。
その理由は担保評価が低いことだと推測しています。中には上場企業の方もいましたし年収700万円の方もいました。ネット銀行は保証会社を持たないのでその辺りが影響しているのではないでしょうか。
もう1つは『タイムオーバー』です。
ネット銀行は土地の決済までの時間が地方銀行の住宅ローンよりは時間がかかります。なのでネット銀行を使いたい場合は最初から不動産屋さんに決済日を2ヶ月以上先にしてもらわないといけないのですが3週間後だったりと短い場合がありました。
その場合でも不動産屋さんにお願いしたら先になることもあるのですが中には契約通りと言われることもあります。そうなるともう使うことができません。
申し込みはめんどくさい
タイムオーバーになる原因ももう1つ見受けられます。それは不動屋さんもハウスメーカーもネット銀行を使い慣れていないので手助けしてくれないのでそのままにして時間だけがすぎてしまったパターンです。
これは熊本でネット銀行を使おうとすれば避けては通られない問題です。なぜなら彼らはよく知っているめんどくさくない銀行を使って欲しいからです。
彼らにとってお客様の住宅ローン金利が低いとか高いとかあまり関係ないようでただ売れればよく無事に時間通りに決済できればいいからです。
だからお客様は自分が知識をつけるしかないのですがなにぶんマイホームは1回きりという商品。初めてマイホームを購入するので知らないことばかりです。
こうして時間だけが過ぎていきハウスメーカーのいうがままに進んでいくというのが定番となっています。人生で1番高いマイホームはそれでいいのでしょうか?
早くに相談してくれればもっといいローンや家自体も安くなったのに、ということも少なくないです。ネット銀行を使ってマイホームの購入を考えている人は早めに相談にきてください。
そうすれば金利が0.5%、0.4%などの住宅ローンが使えるかもしれませんよ。
ネット銀行住宅ローン相談 通話無料 0120−929−943 担当FP永野 修