今月は建売の相談が多い
当オフィスのマイホーム相談は基本的に土地を購入してから建物を建てるという公務員の方の相談をメインで受けている。と言っても公務員と決めているのではなく自然とそうなっているだけです。
ですが今月の相談の特徴は少し違います。
それは建売購入の相談が多いことです。そしてできる限り金利の低い銀行の住宅ローンを使いたいという相談になっています。先週も建売の売買契約に付き添っていました。
不動産屋さんの重要事項説明を聞きながら思ったことがあります。それは『これはネット銀行は使えないかもしれない』ということです。
なぜそう思ったのかを説明します。
なぜそんなに急ぐのか?
金融に携わる人間であれば経験として知っていることがあります。それは契約を急がされたら考え直したほうがいいということです。
今回もそうでした。『買い付けは3日後までにお願いします。』いくらなんでも早すぎだろうと思っていました。なぜ急ぐのか?理由は様々ですがその理由の大半は販売側の事情です。
つまりその販売側の事業を飲み込んでまでこの家が欲しいと思うなら特に問題はありません。その場合は売買契約書や重要事項説明書のチェックや住宅ローンを決めることに専念します。
さてこの住宅ローンを決める時ですがネット銀行は使えないかもと思った理由ですがそれは住宅ローン条項の日にちまでの時間がとても短い場合があるのです。
ネット銀行を使う場合は仮審査申し込みから決済までゆうに1ヶ月以上はかかります。また仮審査はすぐに出ますが仮審査=本審査ではないので急いで本審査をする必要があります。
本審査の結果が出るまでにも結構な時間を要しますので『間に合わない』ということもあり得ます。ではどうすれば利用可能なのか考えてみました。
建売でネット銀行を使う場合
建売の販売業者が手続きを急ぐ場合でもネット銀行の低金利はとても魅力的です。ではどうすれば時間切れにならずに使えるかを考えてみました。
1、いいと思ったらすぐに仮審査 2、同時に本審査用の書類も準備する 3、売買契約時にローン条項の日をできるかぎり伸ばしてもらう
これしか思いつきません。ということは私たちのようにいつもお客様と一緒にネット銀行を使っているFPなら可能ですがなにぶんほとんどの方が初めてのマイホーム購入です。
自分でやる場合にはネット銀行を使いたい場合でも必ず地元に地方銀行や信用金庫にも住宅ローンを申し込みしましょう。その理由は大体これらの銀行は仮審査=本審査だからです。
それでもやはりネット銀行を使いたいという方もいるでしょう。そういう方はネット銀行を使い慣れたFPに相談したほうがいいです。
そういう判断をしたお客様が当オフィスに相談にきているのもこう言った事情です。どんな家を買うにしてもマイホームは人生で1番の高額商品です。
慎重に慎重を重ねて選んでください。
マイホーム相談 通話無料 0120−929−943 担当FP 永野 修