団信が充実している住宅ローン選び
最近の住宅ローンは金利の競争だけでなく団体信用保険でも各銀行間で競争が激化していて選ぶのが大変難しくなっています。
特にガン団信当たり前になっているのもまた住宅ローン選びを難しくしている一因ですがそこに50%とか100%とか3大疾病とかの要素が加わっていきます。
もう何がなんだかわからない、むしろ金利だけで選ぶ方がスッキリ簡単ではと思えてしまうほどです。しかしこんなに充実している団体信用保険を無視するわけにはいきません。
ではどのように考えたらすんなり選べるのでしょうか。
その前にやはりどんなに金利が低くても団信が良くても審査が通らない住宅ローンを選ぶことに意味がないので審査が基本なのはいうまでもありません。
審査が通る銀行の中からガン団信をどうするか決める
お客様から住宅ローンの話を金利で把握している人がかなりいます。ですがA銀行とB銀行の金利差は月にいくらの差ですか?というと答えられない。
ですがよく考えてみると家計はみんな月いくらでやっているかで把握しているはずです。年間いくらやましてや金利などで把握している人はきっといないでしょう。
なのでまずは月いくらなのかを把握したいところです。しかしその前に団信によって上乗せ金利が違っていたりします。
そう考えるとまずは自分が審査に通る銀行からガン団信をどうするかを決めるところから始めるべきではないでしょうか。不要なのか、それとも50%でいいのか、100%がいいのか、です。
仮にがんは2人に1人の時代だから100%がやっぱりいいよねとなればがん100%の上乗せ金利で各銀行を比較すればいいわけです。
そして金利から月いくらにして選びやすくしてしまえばいいのです。
がん団信100%でSBIとAUの比較
今回は先にガン団信をどうするか決めてから月いくらにして比較可能にしましたがこうすると見せかけの金利に騙されることなく住宅ローンを選べるメリットがあります。
例えばよく比較するのが住信SBIとAUじぶん銀行ですがスマホ割は格安スマホを使ったほうがメリットも高くここで割引を使うとスマホ35年縛りが誕生してしまうので使わないことにします。
がん100%にすると40歳未満では金利差はありますが月2000円程度しか変わらないという結果になります。それならガン団信よりもSBIの3大疾病の方に軍配が上がります。
また50歳以上ではAUが一般団信(死亡・高度障害)になるのと比較してSBIは上乗せ金利を払えば3大疾病団信に加入できます。50歳を超えると健康の心配は尽きないので金額云々よりも安心を選ぶ方もいることでしょう。
こうして月いくら違うのかが分かれば選びやすいです。
全疾病や入院一時金などの団信はどうするか
ガン団信と他の団信の違いは生命保険との重複です。ここは生命保険でできることは団信ではなく保険でやった方がいいです。
なぜならもしがんになったとすると住宅ローンの支払いをすることなくそのまま家に住むことが可能です。簡単に言えばローンがチャラになるということです。
そうなると団信もなくなります。団信に重きを置くとがんになった後に保障がない、もしくはうすいということになりかねません。がんになったのに保険がないは結構恐怖ではないかと思うのです。
がんになるとまずは命の心配をします。死を意識するのはかなり怖いことです。その次はお金の心配です。住宅ローンがなくなるのはいいことですが保障がなくなるのは怖くないですか?
私の心配をしつつお金の心配までするなんて私には信じられないことです。気にしないという人にいるでしょうが家族のことを考えたらそれはどうかとなります。
なので住宅ローンの候補が決まったらここに生命保険を組み合わせて団信+生命保険で安心を確保してそれで月いくらになるのかを計算します。
いかがでしたでしょうか。こうやってまずは審査が通る銀行を選び次にその中からガン団信をどうするかを決めます。ガン団信は決して生命保険では代用できないからです。
それが決まると上乗せ金利が決まりますので住宅ローンの適用金利でシミュレーションして『月いくらなのか』を算出します。
こうするとそこまで変わらないなら無理にネット銀行にしなくてもいいか、とかがんより3大疾病の方がいいなどの判断ができます。
当オフィスでやっている住宅ローン選びのうちの1つをブログにしてみました。いかがでしょうか。参考にしていただければと思います。
そうは言っても自分ではちょっとわからないという方もいることでしょう。その時はご相談ください。ライフプランから引き渡しまで全力であなたのマイホーム購入をバックアップします。
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