ネット銀行の仮審査は通ったけど
最近ネット銀行の知名度が上がってきたと感じています。相談で来店したお客様からの相談でもネット銀行の低金利の住宅ローンを使いたいとご希望される方が増えています。
『仮審査は通ったのですが大丈夫でしょうか』
そんなことを言われるお客様も増えていますが実際はどうでしょうか。そういう方は仮審査にネット銀行を揃える傾向にあります。
では仮審査が通ったにもかかわらずなぜ相談に来たのでしょうか。それはハウスメーカーや工務店から反対されたからです。なぜ反対されたのでしょうか。
本日は熊本で使うネット銀行の住宅ローン事情をブログにします。結論から書けば『ネット銀行は甘くない』です。
土地+建物でのネット銀行は難易度高い
熊本でネット銀行を使ってマイホーム購入を考える場合どんな家を購入するかで話は変わってきます。例えばマンションでしたがネット銀行は比較的に容易に利用できます。
そのかわり土地+建物の場合は難易度が結構高いです。例えば仮審査で承認が出ていたとしても本審査では普通に否決されます。
どうせ否決するなら本審査で面倒な書類を揃えて出すことないじゃないか、最初から否決してくれと思うほど速攻で否決の連絡があります。
またあるネット銀行の申し込みをした時の話です。私は『通らないからやめた方がいい』と言ったのですが『どうしても』『きっと大丈夫』とお客様がいうので申し込みをしました。
お客様が大丈夫と言ったのには理由があります。それはペアローンの相手である奥様が公務員だからです。私が無理と言ったのにも理由があります。
その結果はローン金額4600万円に対して承認額が2400万円。現金2000万円出すなんて無理です。こんなことがよく起こるものまたネット銀行の特徴と言えます。
ではネット銀行の住宅ローンを利用する場合どうしたらいいのでしょうか。
土地の担保価値不足
私がネット銀行の審査に対して『きっと無理』と思った理由は土地の担保評価不足です。ネット銀行は保証会社が審査をするのではないので担保評価にはシビアです。
特に熊本のような地方都市は評価がでない土地が多いです。なのでネット銀行を使いたい場合は土地の購入からしっかりと考える必要があります。
お客様が土地を探すときのポイントは『土地の形』と『立地・環境』なのですが私たちが探すときはそのほかの部分も重要視します。
例えば道路です。全面道路の広さは建物の大きさにダイレクトに関わってくるのでとても大事です。当然担保評価は言うまでもあります。
ネット銀行を使ってマイホームを購入したいときは土地に1つのポイントがあるのです。
滑り止めの準備もしておく
お客様にも言うことですが住宅ローン選びは受験と同じように考えてください、と言っています。いくら本命がネット銀行の住宅ローンだからと言って本命1本だけの受験はしないですよね。
必ず滑り止めや同じ偏差値の学校も受験しますよね。住宅ローンも同じです。熊本では必ずネット銀行が本命であっても肥後銀行もしくは熊本銀行も審査も本審査までは通しておきましょう。
これは本命で通らなかった時にも必要ですがそのほかでも意味があります。それは不動産屋さん、ハウスメーカーや工務店が安心するからです。
肥後銀行もしくは熊本銀行の仮審査はよほどのことがない限り覆りません。もちろん虚偽があれば変わりますがそうでない限りは『仮審査=本審査』です。
これはほかの方々へ安心感を与えていきます。だから必ずどちらか、もしくは両方の仮審査、本審査も通しておいてください。
これがネット銀行をスムーズに使うときのコツだったりします。
ネット銀行の手続きはどうすればいいの
ネット銀行の住宅ローンを利用するときは基本的に自分でやることになります。熊本ではセールスや工務店はほとんど利用経験がないのでやり方がわからないようです。
自分でやってみるとわかりますがそもそも専門用語や住宅ローンの仕組みがわからないと何が何だかわからないのが普通です。
当オフィスではネット銀行から地元地方銀行の住宅ローンの手続きから根回し、書類を揃えるところまでできる限りをお手伝いしています
『土地+建物』でのネット銀行利用は難易度が高いですが金利という最大のメリットがあります。それを享受したいのであれば積極的に使って欲しい。
もしどうしても使いたいけど自分ではできそうもないという方はご相談ください。ただしご相談はお早めにお願いします。土地の決済期日に間に合わないというタイムオーバーになる前にきてください。
永野FPオフィスの住宅ローン相談 通話無料 0120−929−943 担当FP 永野 修