みずほ銀行の金利が今熱い
住宅ローンの金利競争はますます激しくなっています。変動金利は変動するから変動金利であっていつか金利は上昇すると言われて久しいですが実際は下がる一方です。
令和4年4月現在、楽天銀行0.537%、住信SBIネット銀行は0.39%、今回ご紹介するみずほ銀行に至っては変動金利0.375%になっています。
金利が高いことで有名な熊本県の住宅ローンでさえ公務員もしくは年収700万円の方に至っては0.475%と金利上昇が叫ばれている中でも金利低下中です。
今回は0.375%のみずほ銀行と公務員が利用する肥後銀行0.475%で比較してみようと思います。本当に金利で選んでいいのか、その辺りを詳しく説明します。
みずほ銀行のHPを見ると3つの金利体型があり保証料をどうするかによって金利は変わっていくようです。さてこの低金利は大変魅力的ですが地元の肥後銀行のローンと比較してどうなのでしょうか。
肥後銀行0.475%とではどちらが安い?
現在肥後銀行と熊本銀行ではプレミアムプランとして年収700万円の方や公務員の方に対して特別なプランを提供しています。
金利は0.475%です。しかしこの金利は一般団信しかついてないです。がん団信をつける場合は+0.2%の0.675%となります。これでも十分低い金利と言えます。
この0.475%のプランとみずほ銀行の住宅ローンどちらがいいのか。さまざまな観点より比較してみます。まずは金利の違いからくる支払額の差からスタートです。
0.375%と0.475%の差はどのくらいになるのでしょうか。5000万円35年払いでシミュレーションした場合のトータル金額を見てみるとみずほ銀行で5446万円で肥後銀行が5538万円となっています。
その差は92万円です。これは結構な差と言えるでしょうか。年間に換算するとわずか2.6万円です
審査は肥後銀行に軍配が上がる
金利が0.375%と0.475%で比較しましたがもし公務員でも年収700万円以上でもない場合はがん団信付き0.825%となります。その場合は結構あるのでその差は186万円と大きくなってしまいます。
だからと言ってみずほ銀行にするべきだとも言えないです。みずほ銀行と肥後銀行の住宅ローンの違いは主に3つあります。
1、審査 2、団信 3、支払い開始
この中で肥後銀行の優位性が圧倒的なのは審査です。みずほ銀行はメガバンクだけあって審査は肥後銀行と比較すると格段に厳しいです。
どんなに金利が低くても審査が通らないならその住宅ローンにはなんの価値もありません。なぜならローンが通らないと家は買えません。あくまでも上記のシミュレーションは審査が通ることを前提にしたものです。
団信はそれぞれ特徴あり
団信に関してはどちらの銀行も低金利では一般団信のみです。金利や保険料を上乗せしてがん団信などがつく形になっています。
国民病とも言える癌になったら住宅ローンの支払いがなくなるのは大きな安心につながります。最近ではがん50%などもありますが金利もしくは保険料上乗せではがん100%が付きます。
みずほ銀行はABCDと4種類の団信コースがありますががん団信月はAとBでコースによってと年齢によって保険料が変わってきます。その点が肥後銀行と違うところです。
そしてもう1つ肥後銀行もみずほ銀行もともにつなぎ融資は使いません。肥後銀行は本審査後すぐに金銭消費貸借契約となり支払いが始まります。ただし当初は金利負担のみでもOkです。
それに対してみずほ銀行は分割融資です。土地の決済をしたら土地の住宅ローンが始まります。着手金も住宅ローンを組みますし中間金もローンを契約します。それぞれの支払いが翌月から始まります。
つまり賃貸との支払いが重なるので資金的に余裕があるのであればいいのですが月の支払いに少しでも不安があるのであれば肥後銀行の方が楽になります。
まずは仮審査をしよう
どちらを使うかは最終的には本審査が通ってから考えればいいことです。まずは仮審査をしましょう。みずほ銀行はスマホからできます。
次に本審査をして両方通ったらそれぞれの住宅ローンの利点欠点を考えて選べばいいだけです。ですが普通両方通った方はみずほ銀行を選んでいます。
手続きは肥後銀行は簡単です。それに対してみずほ銀行はスマホでやってみるとわかりますが少々めんどくさいです。いつもお客様とオフィスで一緒にやっているくらいです。
0.375%は住宅ローンの中でも相当に金利が低い方ですし人生にとってメリットもあります。候補に入れてみてはいかがでしょうか。
もし低金利の住宅ローンを使ってマイホームを建てたいがやり方がわからなかったり自分ではできそうもないと言う方はご相談ください。
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