住宅ローン競争は金利+団信
住宅ローンに限らず保険も株式投資もその中心にあるものといえば『金利』です。コロナの影響もあり世界から金利というものが消えている現状があります。
日本はいうに及ばずアメリカでさえ0.5%程度となっておりもはや普通預金に入れていても殖えないのです。それゆえに預金に眠っているお金が株式投資に出てきています。
この影響は当然住宅ローンにも出ており変動金利に至ってはついに『0.38%』と0.4%を切る銀行も出ています。実は低金利化した世界は知識の世界とも言えるのです。
令和2年8月現在の住宅ローンは各銀行熾烈な競争下にあります。金利はもはや行き着くところまできており0.52%以下では大きな差を出すことが難しくなっています。
そこで次なる競争とばかりに目が向けられているのが『団体信用保険の保障』です。各銀行充実の一途となっております。例えばがんの団信などは50%なら標準化し始めています。100%なら0.1%や0.2%プラスでつけられるのです。
では熊本ではどうでしょうか?
残念ながらその競争から遅れをとっていると言っても過言ではありません。問題はそれでも進めているハウスメーカーや不動産屋さんです。
ではそれがどのくらい問題なのか?実はどの住宅ローンを選ぶかで支払額が200万円以上違ってくるのです。200万円は大きいですか?それともどうでもいい金額ですか?
それを知らされていないという不幸がここ熊本にあるのです。(スマホで調べれば済む問題ですが)
シミュレーションすれば一目瞭然
ネット銀行の住宅ローン金利が安いことはわかったと思います。では実際にどのくらい金額が変わるかを見てみます。こんなに大きいのかと驚くばかりです。
4000万円 35年払い 金利0.825%と0.527%で比較
0,527% 月 104,312円 トータル 4381万円
0,825% 月 109,681円 トータル 4606万円
差額 月 5,369円 225万円
保証料と手数料の差額を加味しても約190万円も差があるのです。熊本ではこのことをハウスメーカーのセールスはお客様に積極的に教えてません。
この差額はいろいろな選択枠をお客様に与えることとなるはずです。例えばこの差額をiDeCoや株式投資に振り向けて老後資金にするのもいいでしょう。
または我が家のようにキッチンをパナソニックやリクシルのような既製品ではなくオーダーにして使いやすくしてもいいでしょう。
つまり住宅ローンを知ることはマイホーム購入の成功にとってはとても重要なことといえるのです。いかがでしょうか。
ただ1つだけネット銀行を使う際に当オフィスのお客様が口を揃えていうのは『自分たちだけではできない』ことです。当オフィスではそれをお手伝いしています。
9月末までは住宅ローン減税の関係でマイホーム市況も活況になるかもしれません。自分にあったマイホーム購入をして欲しいものです。
住宅ローンのこうした普通の情報でさえ教えてくれないところから買ってもいいのかはまた違うところでお話しします。
FP永野の住宅ローン相談 0120ー929ー943 担当FP 永野 修