住宅ローンの失敗とは
先日知人と電話で話していた。その知人は東京に住んでいるので私がこのような住宅ローン相談を仕事にしているとは知らなかった。
『早く言ってくれよ』
何があったのか詳しく聞くとその知人は工務店で家を建てたらしい。その時に住宅ローンのことで大変な目にあったというのだ。
何があったか詳しく聞くと洗濯機が買えなかったらしい。なんのことかわからないかと思いますがここに住宅ローンの本当の失敗が凝縮されていた。
ではどんな失敗だったかというとローンに入れる金額を間違えたというのだ。通常は住宅ローンの金額は請負金額をベースにして諸費用や追加費用を算出してローン金額を決めます。
どうやらこの時に金額を間違えたようなのです。間違えるとどうなるかというと現金で払うことになるのです。実は資金量が多額にあるなら問題はないのです。
そうではない場合は新生活で夢見ていた買いたいものが買えないということが起こります。
ローンに入れられる金額を出す
では当オフィスではどうやっているのかをお知らせします。私の場合はまずは見積もりをじっくり見ます。そこで抜けている項目がないかを確認します。
・カーテン
・エアコン
この2つは注意が必要です。実はこの2つは工務店から購入する場合は住宅ローン控除の金額に入れることが可能ですが自分で別に購入する場合は入れられないのです。
国税HP カーテン等の取得価格
そのほかにも抜けていることが多い項目があります。それは外構や地盤改良などです。確認したら工務店にも抜けているところに関して確認します。
次に諸費用を算出します。
・火災保険 ・ローン保証料(手数料) ・登記費用 ・土地仲介手数料
どうやら知人は火災保険と保証料など諸費用がまるまる抜けていたようなのです。この費用がおおよそ200万円近くだったので『問題』が発生したようです。
何が困ったかと言えばこの後ダイニングテーブルやソファー、乾燥機付き洗濯機が欲しかったようですが資金的に大変になり洗濯機は諦めたようです。奥様から色々と言われたようでした。
当オフィスではこういうことがないようにと住宅ローンに入れることが可能な金額をまずは出してから現金をいくら出すかを決めるようにしています。
こうして多額の現金を出さなくてもマイホームが購入できるように金額の管理をしているのです。
200万円も現金が減ったら大変
知人が任せたかったというのは本当に住宅ローンのことがわからなかったので全部おまかせにしてしまったからです。言われるがままは失敗の宝庫です。
費用でもそうですし金利でももっと低いところで借りたかったというのです。言われるがままの怖さそのままでした。なぜ言われるがままはダメなのか。
それは工務店でもハウスメーカーのセールスでも住宅ローンに詳しくないからです。詳しいと思っているのはお客様だけで話せばすぐにわかります。むしろ知らないくらいです。
そんな人に任せるのですからうまく行く方がラッキーと言えます。住宅ローンの失敗は銀行選びの失敗にばかり目が行きがちです。
しかし実際にローン金額に関する失敗のほうがはるかに家計にとってはダメージが大きくなるのです。住宅ローンの失敗に関してブログにしましたがいかがでしょうか。
マイホームはあなたにも奥様にも一緒の思い出に残るイベントです。ここでの失敗は奥様の記憶に強く残るものです。そうなりたくはないですよね
もしあなたがこうなりたくないなら、安全にマイホームを購入したかったらFPと一緒にマイホーム購入するのも1つの考え方です。自分でできないという方はご相談ください。
というか相談した方がいいですよ。
永野FPオフィス 住宅ローン相談 通話無料 0120−929−943 担当FP 永野 修