賃貸とマイホーム、あなたはどっち?
マイホームは本当に必要なのでしょうか。
このHPをご覧になっているということはマイホーム購入を考えているか、住宅ローンに悩んでいるかだと思いますが念のため再度マイホーム購入に際して考えていただければと思い書いてみました。
様々なところで論じられているこのマイホームか、賃貸かのお話し。まずは個人的な結論から先に言えばどっちでもいいのではと考えています。。そんなことよりも賃貸には賃貸の、マイホームにはマイホームの利点、欠点がありますのでそれを把握しておくことのほうが大事です。
なぜ利点、欠点の把握が大事かといえばそれがあなたのライフプランに大きくかかわってくるからであり、人生観でもあるからです。
マイホームの利点
まずはマイホームを購入しようとしているあなたの背中を押すために利点を考えてみたいと思います。これをみたらきっと買いたくなりますよ。
1、住宅の支出に終わりがある。 2、資産性がある。 3、自由に改造、改築してもいい
最大のメリットはなんといっても支払い期限があることです。賃貸のデメリットともいえますがマイホームは仮に住宅ローンを35年で契約したら支払期間が来れば支払いは終わります。つまり30歳でマイホームを購入したら65歳で支払いが終わります。
しかし賃貸はいくつになろうと、仮に年金暮らしになろうと賃貸料金の支払からは逃れることはできません。今の年金生活者の方をみているとマイホームの支払いが終わっている人と賃貸の賃料を支払っている人とでは暮らしの余裕が違います。
年金で賃料を払うのがどれだけ大変かお分かりいただけると思います。
年金で賃料を払うのも大変ですがそれ以上に大変なのは年金で住宅ローンを支払うことです。賃料は最悪引っ越して安い賃料のところへという選択枠が取れますが住宅ローンはそうはいきません。
ましてや変動金利で金利が上昇したら目も当てられない状況だって存在します。そう考えるといかに購入時のプランが大事かが理解できます。
にもかかわらず多くの方は住宅メーカーや住宅展示場の保険屋さんのプランでマイホームを購入してしまいます。どれだけそれがあなたの人生を危険にさらしているか。まさかあなたはしっかりとしたプランを作成しましたよね?
マイホームのデメリット
マイホーム購入には夢があります。なんといっても一国一城の主です。お客様が住宅を購入して引き渡す時のあの笑顔は美しいものです。プランニングするFPとしてもあの時が1番うれしいものです。
ですが夢のあるマイホームにも当然メリットの裏にデメリットがあります。それは言うまでもなく支払いです。順調に35年間支払いがおわればいいのですが、少しでも支払いにつまずいたらそれは人生も少しつまずくことになります。
それを防ぐにはやはり購入前のプランニングをしっかりとする必要があります。購入するのか、しないのかに始まり頭金はいくらにするのか、金利は変動金利でいいのか、どこの銀行にするのか、保険の見直し、家計の見直しは当然のことながら教育資金はどうやって準備するのかまでやるべきことは大きです。
それをしっかりしないとどうなるのか。思考と準備不足が『想定外』を作り出しあなたの人生を脅かすことになるやもしれません。
マイホームを購入するなら
上記の点を考えるとマイホームを購入したいあなたはまずはしっかりとしたマネープラン、ライフプランの作成をするのがポイントになってきます。
それをみて『大丈夫』とGOサインを出せるのであれば是非マイホームを購入してみてください。確かに賃貸には賃貸の利点があります。利点とは以下の点です。
1、ライフステージに合わせて住居を変えることができる 2、賃料に支払いを引越しにより下げることが可能 3、大きな借金がないという安心感
これをみてマイホーム>賃貸であれば住宅を購入するだけで、マイホーム<賃貸であれば賃貸に住めばいいのです。あなたの価値観の問題だけでこの問いの正解なんて存在しません。
マイホームを購入したいと思ったけど賃貸のほうがいいと言われて悩んだあなたは迷わず購入してください。その前にプラン作成を忘れずに。住宅ローンの失敗で失うのはお金だけではありません。
サラリーマン時代にたくさん見てきましたがもう見たくありません。失うものは家もそうだし、信用もですが1番大きいにはなんだと思いますか。
そうです。家族です!!
必ずしっかりとしたプランを作成してください。