金利上昇が著しいフラット35
当オフィスは初めてマイホームを購入する方が失敗しないようにライフプランを作成しての資金計画から住宅ローン相談をするFPオフィスです。
お客様の7、8割が公務員の方になっており後の2割を医師と看護師が占めています。ご案内する住宅ローンもいわゆるネット銀行から地方銀行、フラットをお客様に合う住宅ローンならどこでも案内できます。
今回のブログは最近金利上昇が著しいフラット35に関してお伝えました。ネットなどでは金利上昇が起こっているので固定金利にしたほうがいいなんて話が出ています。
しかし本当にそうなのでしょうか。
現在のフラット35の金利は融資比率9割以下で1.88%、9割超で2.14%と大幅に上がっています。それと比較して変動金利はむしろ下がっている傾向にあります。
つまり固定金利と変動金利の金利差は開く一方で今月(令和5年2月)では約4倍程度になっています。これは大きな差と言っていいです。4500万円のローンなら月に3万円程度の差になります。月3万円は大きいです。
フラット35でなく銀行の固定金利でもその差は大きいです。1.25%の固定金利でも月に1.5万円以上の差です。これも安心料としては大きな差と言えます。いやむしろ変動金利が0.4%台、0.3%台と下がり過ぎなのです。
固定金利がいいという人はこの金利差を無視して推奨しているわけです。確かにフラット35ならZEHなどでー0.5%などもありますがそれは永遠ではないです。
金利差が少なければ固定金利のほうがいいですがここまで差が開くと本当にいいと言えるかは悩みます。ところでフラット35の金利はいつの金利が適用になるのでしょうか
フラット35の金利は引き渡しの月の金利
フラット35の金利は毎月月初に変わります。固定金利と言いますが金利が固定されるのは引渡しの後からの話でありそれまでは毎月変動しています。
ではいつの金利が適用されるかというとそれは融資実行日(引渡し日)の属する月の金利になります。なので金銭消費貸借契約をして融資実行日が月を跨ぐ場合は金利が下がっていることを祈るということになります。
適用金利は融資実行日なのですが審査の時の金利はどうなのかというとそれは本審査の時に金利になります。ここの金利で審査することになりますので返済比率が微妙な人は要計算となります。
1、適用金利・・・融資実行日の属する月 2、審査金利・・・本審査時の金利
フラット35への誘導にご注意
最近、保険屋さんや不動産屋さんも住宅ローン(ソニー銀行・フラット35)の取り扱いをしている会社が多くなっています。これ自体は悪いことではありません。
しかしお客様が住宅ローンに詳しくない方が相談すると変動金利の金利との比較なしにフラット35を案内されたと聞くことがあります。または変動金利が通らないと言ってフラットに誘導する人までいます。
今住宅ローンに関する情報はこのブログも含めていくらでも知ることが可能です。もちろんその情報は玉石混合ではありますがそれでも各金融機関の金利くらいは簡単に調べられます。
それがわかればフラット35や銀行の固定金利と変動金利の金利差や月の支払額の比較は簡単に算出することはできます。
ただ変動金利でもネット銀行の審査が通るのかといえばまた別の問題です。お客様の最安金利はネットで記載されている金利ではなく審査に通る金利となります。
住宅ローンの相談をしたいと思ったら審査や手続きを含めた住宅ローンに詳しいFPに相談することをお勧めします。マイホーム購入は人生がかかっている一大プロジェクトです。
情報には手を抜かず整えることが成功への近道です。もし熊本で住宅ローンにお悩みの方はご相談ください。今日はフラット35に関してブログにしました。
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